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ムナグロや胸の黒さに戸惑ふて [伊豆大島の鳥たち]

munaguro1_1.jpg 波浮港手前のトウシキ海岸沿いにムナグロ(チドリ科)が数羽いた。東京都の絶滅危惧Ⅱ種指定。東南アジアやオーストラリアでの越冬を終え、繁殖地シベリアへ向かう途中の立ち寄りだろう。頭や胸から腹が真っ黒の夏羽になっていい頃だが、まだ寒の戻しがあってか、夏羽へ戸惑っている感なり。

 ムナグロは5,6年前の8月下旬に西側(我がロッジ前)で5羽の小群を見た。これは秋の渡りゆえ、シベリアから南の越冬地への渡り途中。これで秋と春の渡りの両方を見たことになる。小さな身体ながら、地球を南北に旅しつつのスケール大きな営み。

 ムナグロを見たちょい先に、火山灰の柔らかいうちに噴石が飛んできた凹み(Bomb sags)を見た。「伊豆大島ジオパーク」案内板は火山弾のような書き方で、ちょい意がわからぬゆえ調べた。火山弾・塊の下の凹み。落下してめり込んだ構造のことらしい。その近くに、二つの溶岩流が合流してできたとかのトンネルもあった。

bombsag_1.jpg 鳥の地球規模の営み、火山活動などの悠久に触れて、己はちっちぇ~!と想うのも「伊豆大島暮らし」かな。


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