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書も愉し「山吹の里」 [江戸名所図会]

yamabukinoe_1.jpg くずし字を「読む」と併せ「書く」も愉しくなってきた。4行表示の初期ワープロ出始めと同時にワープロに切り替えた。三十年余も手書きをせぬ。それまでは万年筆だった。ペンダコが今も消えぬほど書きなぐってきたが、はて、自分がどんな字を書いていたかはもう思い出せぬ。

 『江戸名所図会』にいい手本はないかしらと探せば、「山吹の里」の絵に多めの文あり。楷書とくずし字の混合。何故だろう。楷書風も自分流にくずし字に直して筆を持った。

 太田道灌(持資)と娘の出逢いが記されているが、その場所は未定。「面影橋」橋詰め近くの「山吹之里」碑にも、「ここに碑はありますが、場所は定かではありません」の案内文。

benizarahi_1.jpg 新宿は「西向神社」に紅皿(娘)の墓あり。紅皿は道灌に城に招かれ歌の友を仰せつかったが、道灌死後は尼になり、この地で葬られたとか。その墓と伝承される中世の板碑、燈篭、水鉢、花立あり。この伝承は江戸中期に成立して広まった、と書かれていた。

 「山吹の里」碑、「紅皿の墓」は江戸時代前。新宿にそんな歴史があるのがうれしいと言えば、かかぁが言った。「おまいさん、今年一月に防衛省北側の加賀町の住宅街マンション建設予定地から、縄文時代の人骨11体が出たんだよぅ。ウチのマンション下にも弥生、飛鳥、奈良、平安、鎌倉・・・誰かが眠っているかもよ」。

yamabukifude_1.jpg 言われてみれば、そんな気がしないでもない。「平仮名」「片仮名」誕生は平安時代からか・・・。

 縄文時代の人骨には、歴史の悠久へ想いが広がるが、原発事故の傷は、永久に消えぬだろう。ついでに川柳をひとつ。福島が自民を選ぶ我が姿


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