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クロッカス僅か十日の健気かな [花と昆虫]

crocus2._1.jpg 歳ぃとってくると、同じ事を何遍も繰り返す。毎年、早春にベランダでクロッカスが咲く。普段は球根が埋められているのを忘れているゆえ、ちょっとうれしい驚きになる。花は十日ももたぬだろう。残るはか細い葉だけ。その命は再び地中に戻る。クロッカスの花を見ると、健気さに駄句をひねりたくなってくる。

 2010年「クロッカス有為転変も春を告ぎ」 ~自分にも世の中も常に事件・変化が起き続けているが、クロッカスはそんなことにお構いなく、決まって早春に花を咲かせてくれる。

 2011年「クロッカス年々萎る我が身かな」 ~球根は地植えのままだから、年々花も葉も小さくなってゆく。老い行く我が身のようだ。

 2012年「クロッカス開いて閉じて幾度ぞ」 ~陽が当たると咲き、夕方に萎む。それを幾度か繰り返すだけで、また命を地中に戻す。花の命の短さよ。

 2013年は猪瀬都知事の『ミカドの肖像』シリーズで、クロッカスの句をアップ出来ず。

 2014年「クロッカス僅か十日の健気かな」 ~ひょっとして誰に愛でられることもなく、僅か十日ほどの開花。そのために一年を頑張っている。健気だなぁ、地道だなぁ。見習わねばと思う。

 駄句続き。うまくならず初心者の域で愉しむ。それが肝心と心得ている。


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