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オッタチかタチかも知れぬカタガミぞ [花と昆虫]

ottatikatabami_1.jpg シロバナタンポポの次は黄色の小花「カタバミ」。写真に撮った後でネット植物図鑑で調べるが、カタバミ属に間違いはないも、その先がわからぬ。悩んでいるうちに、子供時分に地を這うクローバーに似た葉、黄色い花、その小さな「さや」を潰して中の白い実をほじくり出して遊んだことを思い出した。それが「カタバミ=片喰、傍食」。古語辞典では「酢漿草(かたばみ)=難読です」。「酢漿草の花」は夏の季語。別称「酸物草・酸漿草(すいものぐさ))、酸味草」など。酸味があるらしい。

 だが、この季節ここに咲く「カタガミ」は、クイッと茎が伸びて黄色の花が咲いている。「タチカタバミ」か、帰化植物の「オッタチカタバミ」か。観察が甘かったゆえ写真からは判断出来ぬ。

 芭蕉門下の山本荷兮(かけい)句「蔵の陰かたばみの花めずらしや」。村上鬼城句「かたばみに同じ色なる蝶々かな」。俳句はよくわからぬが、両句とも「どうってこたぁねへ」。野草マニアでもないから、この黄色の花が「オッタチ」でも「タチ」でも、ただの「カタバミ」でもどうでもいいような気がした。間違いのないのはカタバミ科カタバミ属。まぁ、時にはこんな「いい加減さ」も必要かな、と思った。


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