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長らへて花の蜂やら蠅を知り [花と昆虫]

komaruhanabati_1.jpg 窓辺で本を読んでいた夕暮れ間近のこと、ふとベランダを見ると「クマバチ」らしきが飛んでいた。もう高速シャッターも切れぬ頼りない光。ISO感度を3200に上げ、絞り3.5で、どうにか1/200のシャッターを確保して撮った。以前に撮った「クマバチ」は、初夏の昼で1/2000のシャッターで羽搏きを止めて撮れたが、今回は飛翔中の全カット大ブレ。羽を休めた瞬間の一枚だけにピントが合った。

 モニターで見ると、お馴染みの「キムネクマバチ(黄胸熊蜂)」とは違って、胸ではなく尾端が赤褐色で、毛はボサボサ。調べてみると「コマルハナバチ(小丸花蜂)」らしい。ツツジが咲く頃によく眼にするハナバチだそうな。うむ、眼下を見れば確かに歩道際のツツジも咲き始めていた。

kuroobihanabae1_1.jpg そして眼を手すりに向ければ「蠅」が止まっていた。これもマクロレンズで撮った。ちょっとオシャレな白地に黒のストライプ。「クロオビハナバエ(黒帯花蠅)」らしい。複眼が離れているのが♀で、これは接しているので♂らしい。

 「長らへて ~冬の蠅」の其角、子規、荷風句を幾度か記したが、ここでやっと「春の蠅」も詠めた。


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