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雀の子生きろ生きろと手を出せず [私の探鳥記]

suzumenoko_1_1.jpg 昨日、巣立ち直後の雀の子がベランダに飛び込んできた。飛び立てず「チュ~ン・チュ~ン」と鳴いていた。かかぁが「いやだわぁ、あたしのことをジッと見ている。お腹が空いているのかしら」と言う。

 先日のこと。大久保通りは若松町を歩いていたら、道路際で雀の子がヨロヨロしていた。道路に出れば、車に轢かれよう。ソッと立ちはだかって、住宅側に追いやった。ヒョイヒョイと頼りなく跳ねながら安全な場所に移動。それを空から見ていたか、親雀らしきが「チュンチュン」と飛んできて、ホッと胸を撫で下ろした。

 「ヒナには手を出すな」と読んだ記憶がある。さて、ベランダに飛び込んできた雀の子をどうしようか。この位に育ったヒナが、地上で餌を啄んでいる姿を何度か見てきたし、かかぁの「お腹が空いているのよ」に、米菓子を砕いて撒いてみた。だが食べず、動かず、ただ鳴いているだけだった。

 いろいろあったが(部屋にも入ってきた。カラスから逃げたのかも)、撒いた餌が好結果を生んだ。夕刻前に撒いた餌に一羽二羽と雀が集まりだし、ベランダがちょっと賑やかになった。その中に親鳥がいたのだろう。ベランダに撒いた米菓子がなくなって、気付くとヒナも飛び去っていた。夕餉は雀のヒナの無事を祝して乾杯。

 かつてヒナに遭遇が二度ある。ウォーキング中の早稲田で巣から落ちたヒナを拾い、育てようと試みたが、結局は死んだ。二度目は巣鴨・本妙寺で、地に落ちたヒナを見つけた。この時は若い坊さんが手に乗せて持ち去った。巣を知っている様子で「まぁ、これなら死んでも供養されよう」と見送った。

 ここ数年、時にマスコミに「スズメ激減」の報が載る。20年前に比して20%、10%に減ったとか。だがウチの周辺では、実に多くの雀を見る。しかも二度も迷えるヒナに遭遇だ。本当のところは、どうなのだろうか。


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