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カラスの子巣落としされて巣立ちかな [私の探鳥記]

karasu1_1.jpg アッと驚いた。多分、買い物にでも行っている間だったのだろう。カラス営巣の欅が丸裸(巣落とし)にされていた。営巣中写真は、4月26日のブログにアップ済。木々の繁りに準じた巣作りがあまりに巧妙で、今年は繁殖に成功するかも、と記していた。

 以来、木々が茂り、その後のカラスの様子はわからぬも、茂みの中に入るカラスの姿やうるさい鳴き声は聞こえていた。

 あたしは「所轄〝所〟にチクらぬ」と言ったが、やはり近所の住人はカラスの巣に気付いて通報したのだろう。だが、時すでに遅し。丸裸の欅を見れば、親カラスらしきが飛んで来た。子らはどうしたのだろう。今度は二羽が寄り添うように丸裸の木に止まった。よく見ればクチバシ脇がやや赤い幼鳥なり。まぁ、二羽の子がここまで大きく育っていたんだ。

karasunoko1_1.jpg 「巣落とし」は抱卵中か育雛中に行って繁殖を阻止するものだが、今年は余りに巧妙な巣作りだったゆえに、親カラスと子カラス四羽の茂みへの出入りに至って、初めて巣が気づかれた。これでは「巣落とし」が、強制的に「巣立ち」を促したようなもの。突然に巣を失った親と子の四羽のカラスの鳴き声のうるさいこと。

 東京人の出生率は1.12(2010年)だが、自宅眼下のカラスは2.0を確保した。四羽のカラスが「人間に勝ったゾゥ~」と勝どきをあげているように鳴いている。


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