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年の瀬に墨跡ならんペンで書き [くずし字入門]

peniroiro_1.jpg 年末になると新春を祝う墨跡鮮やかな書に出逢う。それらを見つつ、逆に万年筆が欲しくなった。パーカーかモンブランか。昔はどちらかの万年筆で、インクボトル持参で喫茶店ハシゴをしつつ原稿を書いていた。数行が液晶画面に表示されるワープロが出回った頃に、ワープロに切り替えた。以来、机のワープロ相手。富士通・親指シフトのワープロ最上機(レイアウトまで出来た)まで使って、それからパソコンになった。

 今では万年筆でどんな字を書いていたかも思い出せぬが、中指のペンダコが残っている。当時はペンダコに万年筆のインクが染み込んでいた。また万年筆を使ってみようかしらと「パーカー」のサイトを見たら、万年筆でもボールペンでもない「アーバンプレミアム」が人気とあった。

hufr2_1.jpg 高級万年筆を求める前に、それを使ってみようか。東急ハンズ(新宿)で試し書きをすれば、店員の熱心な説明につい買ってしまった。(替え芯付きで¥11,880)。スラスラ書けるんだが、やはりボールペン感覚で数度手にしただけで放置したまま。

 次にネット検索でパイロット「カスタム823WA」なる大田区久が原「アサヒヤ紙文具店」限定(¥32,400)が、筆跡動画付説明で「おぉ、求めるはコレだ」と思った。五反田駅から東急池上線に乗り換えて~まで調べた。そうこうしている間も横井也有『鶉衣』の筆写・解読遊びをしてい、この筆ペンで万年筆インクのブルーで書いてみたら面白いかもと思い付いた。

 筆写はゼブラ毛筆(¥500)で穂先乱れで使い捨て。筆の走り按配を小皿の墨汁と水で調整しつつ使っているが、これを万年筆インクのブルーでやってみる。着想なかなか良しと新宿・世界堂へ走った。パイロットインク・ブルーの会計を待つ間、カウンターに「ラミーのサファリ」なる万年筆があって、気軽に試し書きが出来る感だったので手に取った。まぁ、よく書けること。しかも安い。

 FE(極細)、F(細字)、M(中字)の中からMに決め、インク吸入コンバーターを付けてもらって¥4,147。自宅に戻ってネット調べをすればドイツ製で「カジュアル万年筆、万年筆初心者向け、サファリでも使える頑丈さ」の惹句。ペン先は鉄だが、高級万年筆よりこれを数本持って、さまざまなインクを使い分けるのも面白いかなと思い始めている。

 写真は駄句を右より「ゼブラ筆ペン、ラミー・サファリ、パーカーのアーバンプレミアム」で書いてみた。


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