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ベランダに付けるメジロ餌台 [私の探鳥記]

mejirodai1_1.jpg 今年は12月2日にメジロが来た。例年は繁茂したローズマリーに来るのだが、それは今夏の酷暑で根こそぎ枯れた。何もなくなったベランダの植え込みに来たメジロが「アレッ」と首を傾げて飛び去った。

 かかぁが風邪で寝込んでいたので、その慰みに「ここは一丁メジロを呼んでやろう」と、ミカンを刺すメジロ寄せ台を作った。カマボコ板より大きい平板に、和菓子に付いていた竹ヘラをボンドで付けた。これを手すり上部と平行につけられる着脱式にした。

 メジロが二羽来た。背後を気にしつつ餌を食べていたので、背後を守るべく枝の垣根状を追加した。昼間っからのんびりとメジロを観ているってぇと、改めて〝隠居っていいなぁ〟と思う。ワーカホリック時分は花鳥の名を知らず。今は東京近郊で見られる野鳥は概ね知っている。隠居して花鳥を知り、読みたかった江戸文学も古文書勉強で少しは読めるようになり、今は絵を描き始めている。

 今はまず〝自分が愉しむ〟が第一。いや、世のため・人のために献身しましょうか。どうも、そういう立派なことは出来そうもない。そんなことを呟きつつメジロを見てるってぇと、ミカンの実を食いちぎるのに、綱引きで引きずられるように足をズルズルッと滑らせていた。

mejirodai_1.jpg 「そうか、小鳥の足は枝をしっかり掴むようには出来ているが、平らな板は苦手なんだ」と初めて気付いた。世のためになることは何も出来ないが、せめてメジロが心地よく餌が食えるように平板の上に枝を付けてやろうと、公園に枝拾いに出かけた。


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