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小翼羽広げた下の落穂かな [私の探鳥記]

tubasahone2_1_1.jpg 前日の〝雀躍〟図に脚の骨格を添えたが、翼の骨格を描き忘れた。その絵に骨格を描けばこんな具合になるか。これがスズメではなく鶏ならば「手羽元=上腕骨」で、「手羽先=尺骨から先まで」だろう。今度、両方を食って骨標本を作ってみようか。

 上腕骨/尺骨・撓骨/腕掌骨を真っ直ぐに伸ばせば飛翔時の翼になり、全てを畳めば止まった姿になる。椀掌骨(わんしょうこつ)は腕骨と掌骨が一緒になった骨。ここからがよくわからないのだが、尺骨につながる腕掌骨の先端に第2指があって、ここが初列風切上部付け根の「小翼羽(しょうよくう)」になるらしい。

 「小翼羽」は、普段はに初列風切の上にピタッと付いている。下降・着地する際に速度不足で失う揚力を増すためにココを広げるらしい。また「翼膜前縁」には伸縮の(羽搏くための)「張筋腱」がある。

 さて、江戸時代の絵師らは鳥の着地シーンに、この小翼羽が広がった姿で描いていただろうか。にわか勉強で間違っていたらゴメンナサイ。


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