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雀らを見つめ覚えてクロッキー [私の探鳥記]

uzumesokusya1_1.jpg 動く対象を描くのは神技だな。ヌードクロッキーは3分や10分の静止体を描くそうで、ゆっくり動く人体を描くのが〝ムービング〟とか。さて、スズメは片時もジッとしていない。これでは写生もクロッキーもできるワケがない。北斎はいかにスズメを写生したのだろう。

 動くスズメを写生できぬ小生は、こんな法を考えた。撮った写真を数分しっかりと観る。頭に叩き込んだら写真から眼を外し、記憶像が脳裏から消えぬ前に素早く描いてみる。脚や翼の構造も多少勉強したので頭に入ってい、それが手助けになろう。面白そうだからやってみた。15分ほどで7羽のスズメを描いた。

 先日、動画ネット「アニメーター講座」なるを見た。「まずは模写が大事」と説明。模写は「正確さ」が大事。模写するってぇのは作者との対話、歴史に触れることにもなる。「正確な模写」ができたら、省略することで「スピード」も可能になる。早描きも可能になると説明していた。

 新年早々、スズメが描けなかったことで、スズメ描きに執着してしまった。これがスズメだったからいいので、「人」ならば骨格、関節、筋肉も複雑無数で描けたものじゃない。人体をサッと描く。それはもうプロ領域だろう。スズメの〝欣喜雀躍〟を描き終えて、やっと年明け気分。だが世の中は雀躍気分とは逆で、さらに嫌な感じ。日本や世界の少年・若者らが夢を持てる社会になりますように。


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