若冲の〝酉〟で謹賀新年 [スケッチ・美術系]
若冲の鶏(酉)をWindows「ペイント」で模写し、新年のご挨拶です。「酒」の「氵」がとれて「酉」。「酉」は〝取り込む〟で商売繁盛。「酉の市」の熊手にもなったとか すべて〝地口洒落〟でございます。
Windows「ペイント」は、マウスで描く線がぶるぶると震える。若き日に老画伯に出会った。昼間から〝コップ酒〟ゆえ、アル中だったのかしら。手の震えで、絵筆をスポイトに換えた。キャンバスに絵具をぽたり・ぽたり~と垂らし、それは素敵な抽象的風景画を描いていた。
江戸の絵師らにも、晩年の老人病による手の震えと闘った方々がいたらしい。若冲の晩年はどうだったのだろうか。この鶏の絵を見ると長い線がなく、その短い線も震えているような。背景には、筆の揺れがそのまま杉の葉?になったかの描き方。マウスで描く揺れ線に似ていた。
小生も老いた。だが煙草・酒を止めたせいか、未だ手の震えはない。錆び付いた身体と頭をギコギコと動かしつつブログを続けます。今年もどうぞよろしく。
2017-01-01 06:37
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