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ジオパークタモリに訊くかパホイホイ [週末大島暮し]

yougan_1.jpg 野田浜で何気なく撮った溶岩写真だが、見ている内に興味を持った。この溶岩は何だろうと。テレビで地質博識発揮のタモリならば即座に説明できようが、小生は地質・火山に無知。ちょっと勉強してみた。

 まずは地図の確認。何度かスケッチした「乳が崎」の南下が「野田浜」で黒い砂浜。その南の岩場が「荷積場」。小船がすっぽり入る入江(溝)があって、その対岸が「ゲンバク」。その南がダイバーらがエントリーする小さな浜。その南の岩場が「タカトッポ」で、南の「焼き場」へ続く。焼き場の中に不思議な池があり、その南端に小さな河口(川?)がある。

 パームライン添いの小橋に忍び寄り、望遠レンズを向けると野鳥が水を飲んでいたりする。ずいぶん前にイタチも撮ったことがある。そこから磯伝いにずっと南へ行くと、また小さな砂浜があって、我がロッジ前「ケイカイ」の磯に至る。★以上の磯場写真は、リンク「つくって、つかって、つないで」に詳しい。

nodahamatizu_1.jpg ケイカイはダイビング・ポイントのひとつ。「ケイカイ=境界」と知ったのはずっと後のこと。そして今回「旧六ヶ村誌(岡田村誌)」をひもとけば「モウ沢を以て元村と境す」の文言に出会った。「ケイカイへ注ぐ沢=モウ沢」と初めて知った。その沢はロッジ辺りで深い谷になっている。眼前の沢の名を、27年目にして初めて知るとは。チコちゃんに「ボ-ッと生きてんじゃねぇよ」と怒鳴られそう。

 「荷積場・ゲンバク・タカトップ・焼き場、そしてモウ沢」。曰くあり気な名ばかりだが、それら由来はわからない。さて本題のこの溶岩です。

 大島は火山島。島中央に三原山。だが、それ一つの火山ではなく、古い三つの火山「岡田火山」「行者の窟火山」「筆島火山」も含んで島が形成されているとか。野田浜辺りの磯場は、数千年前の「岡田火山」残骸で、波に洗われて露出して磨耗。大島は古い火山も新しい火山も、概ね玄武岩質のマグマ噴火。玄武岩は黒っぽく、安山岩は白っぽい流紋岩と玄武岩の中間らしい。すると、この写真の溶岩は「安山岩のパホイホイ溶岩」か。足で踏んで痛いのが「アア溶岩」で、滑らか系が「パホイホイ溶岩」。

 にわか溶岩関心では、確かなことが何もわからないも、昨今の大島は「ジオパーク」一辺倒の観光施策。その関係者に訊ねれば、簡単に説明していただけそうだが、まずは疑問を抱いだこの熔岩から~。島は知らないことばかりです。

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