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波を見つめる親子サーファー [週末大島暮し]

izumihama1_1.jpg 台風の影響だろうか、島滞在中は各所で大波に乗るサーファーの姿があった。

 7年前のこと。筆島で大波を望遠レンズで撮り、パソコンで画像拡大すれば、室町末期の画家・雪村周継が描き始めたという「雪村浪=波頭が崩れる形」がハッキリと映っていた。昔の画家の観察眼って凄い、と思った。

 4年前、特別の考えもなく北斎「神奈川沖裏浪」を墨で模写した。今にして思えば、それが契機で〝絵を描いてみようか〟になったような気もする。

 3年前、下町で開催の「小松崎茂」展を見た。彼の絵を模写したが、軍艦より海の描写が気に入った。いつかは海や波を描いてみたいと思った。

 そんな想いがあったのだろう、大波に幾枚ものシャッターを切った。その翌日のこと。海にはまだ大波が残っていて、若者らに喝采を浴びつつ見事に大波に乗った昨日の老サーファーが親・子・孫連れ?で波を見つめていた。その後ろ姿が素敵で、思わずカメラを向けた。女の子が気づいてニコッと笑った。

 ハワイやグアムへ行った時の記憶によれば、海・波・夕陽を見つめる人々の光景を多く見たように思うが、大島でそんな光景は余りお目にかからない。

 撮った写真を参考に、波を見つめる彼らの絵を描いてみた。うぇ~、難しい。線画に透明水彩、それでも描けずにガッシュも加えた。この塩梅では海や波を描くには、まだまだ修行が足りない。

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