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削げた尻湯烟に見ての吾然り [週末大島暮し]

sogetaketu_1.jpg 我ら老夫婦の島暮しは〝湯治〟でもあります。「浜の湯」に浸かった後で、婆さんが言う。「お爺さんや、なんだか背中の具合が良くなったようですよぅ」「おぉ、俺の腰の塩梅も良くなった気がするなぁ」

 今回は雨天多く、水着で入る露天風呂「浜の湯」ではなく、「御神火温泉」にも三度入りました。男女別で裸で入る。まぁ、銭湯みたいなものだな。

 子供時分は「千代の湯」と「稲荷湯」だったが、親父が庭の片隅に自作の内風呂を建ててからは銭湯通いが終わった。実家を出て20代頃からはマンション暮し転々で、他人の裸を眼にすることも稀になった。

 「御神火温泉」で、爺さんらのケツをたくさん見た。脂肪と筋肉が削げ落ちて、ペッタンコになったケツ。歳は如実にケツに現れる。「あぁ、己のケツもあぁなんだ」と思った。

 先日、女子バレーをテレビ観戦した。外国選手の見事に張った尻。いま、女性らに美尻・ヒップアップの筋トレが流行っているとか。ならば男性老人アスリートのケツも、若者と同じく盛り上がっているのだろうか。

 そうだとしても、この歳ではジムに通う気もなく、せめて多少の食事制限とウォーキングぐらい。「御神火温泉」の体重計に乗れば70㎏ジャスト。せめて、そこを越えてはならぬと固く心に誓いました。カットは老人の削げ落ちたケツと、美しく張った若い女性のケツの比較図。プッリプリの実にいいお尻が描けたと自画自賛。

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