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巨大蜘蛛比せば女郎もいと可愛ひ [週末大島暮し]

kumo2_1.jpgkumo3_1.jpg 秋の大島暮しは十月が多く、ロッジへ入るには「ジョロウグモ」の巣を払いつつが常だった。今回は九月十三日に大島入り。拍子抜けするほどクモの糸が少なかった。こんな事から「大島のジョロウグモが巣を張るのは十月頃~」と知る。

 ついでに「ジョロウグモの一生」もお勉強。クモの卵は卵のう(カマキリの卵みたいなもの)で冬を越し、春に数百匹の子グモが孵化。雄は七回、雌は八回ほど脱皮して成体に。成熟期は九~十月。雄は雌に比し極小。雌の脱皮直後か食餌中を狙って交尾。そうでもしないと雌に食われてしまう。凄い営みです。雌は産卵後間もなくして死ぬ。その命七か月ほど。

 「ジョロウグモ=女郎蜘蛛、絡新婦、上臈蜘蛛」だが、雄を食うイメージから「女郎蜘蛛」が相応しい。十三日の大島入りで二十五日に島を去る頃になると、次第にクモの糸が増えてきた。そこで彼女の表と裏を撮った。餌食になったのはウマオイの雄(スィーチョンと鳴く)だろう。

 日本生息のクモ約千二百種とか。ジョロウグモは概ね屋外で、ロッジ内にはアシダカグモもいる。ロッジを去る際の戸締り中に、戸袋から「タランチュラ似の大グモ」が出てきてギョッとした。

 ネット調べで「日本にタランチュラはいない」と断言されていた。では「クロガケジグモ(黒崖地蜘蛛)」だろうか。ヤツを観たのは二度目。何年生きているのだろう。とにかくデカイ、毛深い、素早しっこい。写真に収める間もない。大島滞在13日の最後記事が「島での未知なる遭遇=巨大グモ」でいい気分ではないが、そろそろ〆たい。

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