クルージング。そして寄港 [暮らしの手帖]
小さな会社をやっていた時のこと。集中仕事を納品し、スタッフの腑抜け状態が幾日か続くと、小生はクライアント社内を「クルージング」と称して各部署をぶらぶらと歩く。するってぇとプロモート企画書を・小冊子作成を・新人の宣材原稿を・ラジオスポット台本を~等々のまた新たな仕事を受注する。
今は〝隠居遊びのテーマ〟が途切れた時に「クルージング」に出かける。まずは近所の図書館へ。徒歩10分足らずの範囲内に新宿区の「中央図書館・大久保図書館・戸山図書館」がある。なんと恵まれた環境だろうか。読みたい本がなければ各区図書館へ、都中央図書館へも足を運ぶ。
今回は高田馬場の「古本街」と「ブックオフ」をクルージングした。『方丈記』全文筆写したことがあるゆえ、堀田善衛著『方丈記私記』(410円)を入手。いつか描いてみたかったので『トリックアート入門』(大型本だが410円)を入手した。もう一冊探そうかしらと、新刊大型店内を歩けばアニメ映画『天気の子』で〝気象監修〟をした荒木健太郎著『雲を愛する技術』(1,200円)が眼にとまった。
どの書にも魅力的な未知なる世界が広がっている予感がする。夢中になる=時を忘れた意識集中=心地よさ。さて、まずはどの港に上陸しましょうか。
2019-08-31 07:50
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