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映画「ソール・ライター」を観て③ [スケッチ・美術系]

sibuya2_1.jpg 映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』観賞後は、ちょっとソール・ライター気分で渋谷駅へ向かった。

 まずは「109の道路向こうの吉野家」(2月17日のブログ写真)を撮った。彼の写真のように雨・傘・赤い傘・雪もないので、1/10秒でボケ味を狙った。吉野家の隣のパチンコ屋の派手ネオンが、手前の車に反射してブレ、ちょっと面白い写真になった。

 さらに渋谷駅に向かって歩く。電灯円柱で縦1/3の構図。その円柱には「永遠のソール・ライター」広告。光る歩道、中央に傘を持った女性、遠景は明かりが点いた渋谷スクランブルスクエア。今まで意識なしで撮っていた「スナップ写真」に、ちょっと興味が湧いて来た。

 彼の代表作の幾作かに、画面片隅にお洒落ファッションの女性が写っている。小生憶測では、これは恋人でモデルの卵ソームズを立たせた〝やらせ〟じゃないかと思う。そんなにうまい具合のシャッターチャンスは滅多にない。

 渋谷で撮ったカメラは「ポンコツ・コンデジ」(愛称ガラケーならぬガメラ)で、9年も前にポタリング携帯用に買ったもの。もう不具合続出だが、このカメラを両手で包み込むように持つと掌に収まり〝隠し撮り〟に最適。特にシャッタ―音が蚊の鳴くような音(消音設定)で、周囲の人にも撮ったことが気付かれぬ。それでいてスマホと違って絞り、シャッター、ISO設定も可。散歩中にポケットの中に収まる260g。jidori.jpg このカメラで、もう少し「ソール・ライター風ストリート・スナップ」遊びをしてみようかなと思った。

 なおストリート・スナップは「肖像権・著作権」に要注意。撮影禁止場所ではないこと。人物が風景一部のレベルであることが肝心。あたしのブログでは、人物は風景一部でも、ちょっと顔のボカシを入れてアップすることが多い。むろん他家を覗き撮れば「プライバシー侵害」。性的覗き撮りは「盗撮」で罪になる。

 ソール・ライターの「セルフ・ポートレート」も注目とか。あたしも昔にセルフ・ポートレートを撮ったことあり。銀杏は葉が黄色くなった後の、ある時期になると一気にバラバラと落葉する。その美しい様を撮っている自分~。

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