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microと macro/ bokehと blur/圧縮効果 [散歩日和]

bokaso5_1.jpg 前回のマクロ撮影「紅葉の芽吹きと露」で、初めてキヤノンは「MACRO」で、ニコンは「MICRO」だと気が付いた。小生使用のマクロレンズは「canon MACRO lens EF-S 60mm」。

 「MACRO(マクロ)=大きな、大規模、大局的な考え」の意。「MICRO(マイクロ、ミクロ)=100万分の1.非常に小さいもの、微小、極微、ミクロの世界」の意。キヤノンとニコンは、小さなものを大きく(等倍)で写すレンズを、真逆の言葉で商品名にしている妙~。

 上記に併せて、「ボケ」と「ぼかす」も改めてお勉強です。マクロレンズで撮った写真は、接写=被写界深度が浅く、大きく美しい「ボケ」が得られる。日本語の「ボケ」は英語で「bokeh」。一方「ぼかす」は英語で「blur」。スローシャッター、手ぶれ、雨粒や滴越し、前ボケで撮れば「blur(ブラー)」。♪ぶらりぶらりと云うもんだいちゅう~(長崎ぶらぶら節)と口ずさみながら撮りたい。

futaribokasi.jpg スナップ写真は、基本的には「bokeh・blur」狙いではなく、広角レンズで絞り込んで被写界深度を深くして(パンフォーカス、ディープフォーカス)ピント域を広げて貴重なシャッターチャンスを逃さずに撮るとされている。

 だがソール・ライターは中望遠レンズ多用で「縦位置+圧縮効果」で版画的(平面的)な写真も多いとか。加えて「雪・雨粒・滴などによる〝あいまいさ〟」も特徴とし、そこから「詩的な雰囲気=リリシズム=抒情的な趣、味わい」を生んでいると分析・評価されている。

 過日、あたしは今までは鳥撮り専用の「EF100~400」で、海外旅行者を撮ってみた。F(絞り)を小さくして背景「bokeh」域を広くした写真(上)。F大きめで被写界深度の深い「圧縮効果」(遠・近景両方が凝縮され詰まった感じ)の写真(下)を撮ってみた。

 だが「一眼レフ+望遠レンズ」は、散歩カメラには重過ぎ、かつ盗撮レンズと思われがちで(巣立ちしたばかりのツバメの子を撮っていたら、オバさんが血相変えて〝盗聴者〟と怒鳴ってきた。

 小生は掌に収まる古いコンデジ(28mm~光学12倍=420mm相当)をもって「microとmacro/bokehとblur/圧縮効果」などを試行錯誤(改めて写真のお勉強)をしつつ「街散歩スナップ」で遊んでいる。

 古くなって破棄しようと思っていたコンデジを、今になって使いこなそうとして「バカだなぁ~」です。そこで「ライカ・ミラーレス」のカタログを見ていたら、婆さんが「爺さんは新しいカメラより、新しい墓石の方が肝心ですよぅ~」と言いやがった。

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