SSブログ

蹲る鳩、降って来たご婦人 [散歩日和]

uzukumaru_1.jpg 西新宿の歩道で、鳩が蹲っていた。オジさんが腰を屈めて覗き込み、ビル管理の清掃用具を持った青年も覗き込んだが、共に「死んじゃいねぇ」と立ち去った。

 鳩は、自転車が傍を通り抜け、カメラを構えたあたしが近づいても動かず。実は2週間ほど前にも、近所の公園で「蹲る鳩」を見た。鳩に異変でも起きているのだろうか。

 そう思って「蹲る鳩」で検索したら、別に珍しいことでもなく、実に多くの画像がアップされていた。某女優のブログにも「蹲る鳩」写真があり、題名『蹲る鳩』の句集の表題句は「うずくまる鳩に隣りて日向ぼこ」。♪うずくまるハトと凍る街路樹~と歌ったのは「TM NETWORK」で、作詞は小室みつ子。そして今は、世界中の人々がコロナウイルスで蹲っている。

 街歩きは、様々なことに遭遇する。風の強い日だった。十段ほどの階段だが、ご婦人が昇り切ったところで、正面から強烈なビル風をくらってフワァ~と舞い上がり、小生の眼前路面に叩きつけられた。(場所は「野村ビル」裏の北通り)

 プロ写真家ならば、その瞬間をカメラに収めていただろうが、あたしはカメラを忘れて、婦人の手から道路中央まで吹き飛んだ大小の荷物をかき集めていた。街歩きは、ちょっとした事件と遭遇、出会い、発見の連続です。むろんボケ~ッと歩いていても愉しい。だが25日のテレビニュースの見出しは蹲るより酷い「スペインで放置死相次ぐ」。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。