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大久保の路地で見た背中2題 [散歩日和]

applemaps_1.jpg 尻の次は背中です。新宿区大久保の路地散歩でこんな人物に遭遇した。 「Googleストリートビュー」の歩行データ収集と思ったが、背中のバッグに「Apple Maps」の文字。調べるとAppleの「Look Around」の人力データ収集らしい。

 昔の話で恐縮だが「昭和8年に大久保字百人町3丁目生まれの江藤淳」は、後年に生家跡を訪ね「温泉マークの連れ込み宿と、色つき下着を窓に干した女給アパートがぎっしり立ち並んだ猥雑な風景」に逃げ出し「私には戻る〝故郷〟はなかった」と記した(大久保在住者には失礼な記述だな)。そんな路地まで「データ収集」するとは~恐れ入谷の鬼子母神。

 さらに先の路地を歩くと、今度はインバウンドの若いカップルがホテル探しで、辿り着いた先が余りに小さなホテルで、納得出来ぬ呈でスマホで確認の様子。うむ、そうした為にも、路地の詳細データが必要なのかしら。だが「ストリートビュー」で自身マンションを見れば、いい気分はせずプライバシ―侵略云々も頷ける。

 ちなみに新大久保駅地区の全住民の在留外国人率は40%前後とか(東洋inboundsumi.jpg大社会学紀要53巻2号)。当地の江戸・明治・大正・昭和の歴史調べもした小生だが、にわかにコリアンタウン~多国籍タウンになった現・大久保の実態、明日が皆目わからない。

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