舞い衣装脱げば毛虫に蛹かな [花と昆虫]
9月~11月に「クーデンホーフ光子」から「ヒトラー」続行中の9月10日のこと。ベランダに茶色の翅に白縞のコミスジチョウ(小三筋蝶)が止まっていた。仲間種に「ホシシジミチョウ、ミスジチョウ」がいるも、これは白紋模様から「コミスジチョウ」だろう。
飛翔はパタパタと数回羽ばたき、数秒ほど翅を水平に開いて滑空する独特の翔び方をするとか。そう云えばそんな翔ぎ方の蝶を観た記憶もある。
幼虫の食草はクズ、ニセアカシアなどマメ科植物とか。自宅前の街路樹はハナミズキだが、向い側はニセアカシア(ハリエンジュ)並木。そこで育った個体かもしれない。
そのハリエンジュ並木のマメに群れていた鳥がいて、望遠レンズで撮ったことがある。新宿のマンションから「カワラヒワ」観察に驚いた(写真下)。そのハリエンジュも今はもう11月で、落葉して歩道を黄色く染めている。
コミスジチョウは、卵から1令幼虫~4令幼虫と姿を変える過程で越冬し、春に蛹となって初夏に孵化。かくして美しい蝶になるらしい。
あたしも紅顔の美少年?からアッと云う間に爺さんになった。もう、どうあがいても蝶のように再び翔べるワケもなく、蛹が朽ちて土に還って行くような明日があるだけである。
2020-11-21 07:49
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