SSブログ

舞い衣装脱げば毛虫に蛹かな [花と昆虫]

komisuji3_1.jpg 9月~11月に「クーデンホーフ光子」から「ヒトラー」続行中の9月10日のこと。ベランダに茶色の翅に白縞のコミスジチョウ(小三筋蝶)が止まっていた。仲間種に「ホシシジミチョウ、ミスジチョウ」がいるも、これは白紋模様から「コミスジチョウ」だろう。

 飛翔はパタパタと数回羽ばたき、数秒ほど翅を水平に開いて滑空する独特の翔び方をするとか。そう云えばそんな翔ぎ方の蝶を観た記憶もある。

 幼虫の食草はクズ、ニセアカシアなどマメ科植物とか。自宅前の街路樹はハナミズキだが、向い側はニセアカシア(ハリエンジュ)並木。そこで育った個体かもしれない。

m_kawarahiwa1_1-a263b.jpg ハリエンジュの白い蝶形花は初夏で、その後に鞘に包まれたマメができる。本来のアカシアの花は黄色だから、歌謡曲で唄われるアカシアは、概ねニセアカシアらしい。

 そのハリエンジュ並木のマメに群れていた鳥がいて、望遠レンズで撮ったことがある。新宿のマンションから「カワラヒワ」観察に驚いた(写真下)。そのハリエンジュも今はもう11月で、落葉して歩道を黄色く染めている。

 コミスジチョウは、卵から1令幼虫~4令幼虫と姿を変える過程で越冬し、春に蛹となって初夏に孵化。かくして美しい蝶になるらしい。

 あたしも紅顔の美少年?からアッと云う間に爺さんになった。もう、どうあがいても蝶のように再び翔べるワケもなく、蛹が朽ちて土に還って行くような明日があるだけである。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。