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平成を振り返る(2) [政経お勉強]

 平成13年〈2001)、橋本内閣の「金融ビッグバン」と、中曽根内閣の「JT民営化、NTT民営化、 JR民営化」を引き継いだ小泉政権は、さらに進んで「聖域なき構造改革」へ。「郵政民営化。道路関係4公団」民営化をはじめ「官・中央から民へ」と規制緩和、新自由主義(政府より市場の動きの方が正しい=市場原理主義)に併せ、議員らの地元誘致公共事業の無駄も排除。「自民党をぶっ壊す」と拳振り上げるポピュリズム戦略。「内閣の基本方針(骨太の方針)」から各省庁が実施プロセスまで立案させる内閣主導型(これを無思慮・安倍が真似て、なんでも内閣決議のやりたい放題~)

 「聖域なき構造改革」は、アメリカ型経営の導入になって、年功序列型賃金制度から成果主義へ。そのなか通称「竹中プラン」は約90兆円の不良債権処理。弱体企業を次々に切り捨て、生き残った企業で日本経済を復活させる方針。労働構造も経営者と少数鋭意社員、単純作業員(非正社員)に分け、多数の派遣労働者を生んだ。これは北欧などの福祉国家とは逆の自己責任型。(竹中平蔵はその後、大手人材派遣会社の会長職にちゃっかりと収まった)。小泉首相。竹仲平蔵による新自由主義が「富める者vs持たざる弱者」の構図を造ったと評される。

 同年、小泉のお友達ブッシュは、NY同時多発テロでアフガニスタン空爆。平成15年(2003)にイラク戦争へ発展。日本は「イラク特措法」で米国を全面支持で「日米同盟」をアピール。この年の株価は最安値7607円を記録。

 平成15年(2003)竣工の六本木ヒルズには、何かを生産・販売もせずの「投機ビジネス」(ポスト産業資本主義)の新富裕層が住んで「ヒルズ族」と呼ばれた。ライブドアの堀江はニッポン放送を、村上世彰は自身のファンドで阪神電鉄の買収を仕掛けた。さらに小泉内閣は「医療制度改革」も実施(現コロナ過で、その脆弱さが露呈と指摘されている。

SIMABENCH.JPG 小生:スタッフ7名を抱えた〝社長ごっこ〟から、再び原点の一人フリーランサーへ。年齢相当にカラオケ誌と演歌界の男女を代表する歌手の仕事をするようになった。その取材・打ち合わせ・印刷手配でバイク疾駆の日々へ(中古SEROWを乗り潰しD-TRACKERへ)。彼らの密着取材でハワイ、ソウル、北海道、京都、金沢、大阪、熊本、福井、名古屋と全国を飛び回った。

 同年秋からカラオケ誌に男性演歌歌手の「俺の山河は~」と題した2年間24回連載を開始。次に同誌で女性演歌歌手の2年刊24回連載も開始。並行して平成17年(2005)春からスポーツ紙で前記男性歌手のエッセー連載を年末まで43回連載を担当。

 ちなみにその連載2回目は3月8日。エッセー裏面に「ライブドアのニッポン放送買収に際しフジテレビが同株公開買い付けに成功」の記事があった。同スポーツ紙では続いて女性演歌歌手のエッセー連載も担当。両演歌歌手のファンクラブ誌も編集していたからて眼の回る忙しさ。その間隙をぬって大島暮しで息抜き。演歌歌手の大島キャンパーン(山本譲二、都はるみ、服部浩子など)があれば、取材陣の宿から抜け出して自分のロッジに寄ったりしていた。あたしには〝社長業〟は無理で、はやり一人フリーランサーがお似合いと再認識した。島ロッジでは薪ストーブの炎と、写真のベランダ自作長ベンチで寛ぐのが癒しだった。鳥のさえずり、風と波の音を聴きながら読書やお昼寝~。

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