褄黒豹紋の幼虫。明日美しくなる。 [花と昆虫]
ベランダでかかぁが「ギョ・ギョッ」と叫んだ。また何かが出たらしい。コイツがいた。
マクロレンズを近づけると、写真のように丸まった。ツマグロヒョウモン蝶の幼虫。黒い身体から赤い突起が出て、その先端に黒い毛が生えている。
幼虫から蛹化し、羽化して蝶になる。ブログを永いことやっているから、自分のブログ検索で成蝶写真を見つけた。2009年10月に、前翅の先が黒いメスと豹柄だけのオスが、楽しそうに絡み合っていた。そのブログ題名は「おおらかに蝶が舞ひつつ閨の唄」。
それは昔々の思い出~。某プロダクションのお嬢さんが〝打ち上げ宴会〟で、両手ヒラヒラさせながら「上になったり下になったり~」の卑猥歌を唄ったことを思い出して記したもの。
後に彼女は某ロック系有名事務所の役員になったと聞いたが、今はあたしと同じ歳の〝お婆さん〟。元気だろうか。当時の業界〝打ち上げ〟は相当に乱れていて、某社打ち上げでは、ケツの穴に突っ込んだタバコを次々に回し呑みをやった~などの噂も聞いたことがある。
「上になったり下になったり」の美しい蝶らも、その前はこんな姿だったんですね。醜と美、善と悪、陽と蔭、本音と建前、快と苦、不変と変幻、日常と異界、フェイクとエビエンス、偏見と中見・中立。物事・人物・発言は安易に信じて騙されちゃいけない。