前立腺癌生体検査から温水洗浄便座 [暮らしの手帖]
入院中の15日間で「ソノ」の快感を知っちゃった。入院生活は何故か「ペニス(小便)+肛門(大便)」意識の日々。そもそもから記そう~。
新宿区の健康診断で「かかりつけ医」の女医(以前に大腸癌検査・ポリープ切除の大腸検査=肛門から内視鏡を突っ込むを勧められた)から、今度は「PSA値」が高いゆえ「前立腺癌」検査を受けるように促された。春の検診で言われて無視。そして年末の健康診断でも言われて大病院「泌尿器料」ヘ。「2泊3日」の生体検出検査を受けることにした。
さて、その手術でどうも不手際があったらしく「血液に大腸菌混入」、退院予定前夜に高熱でブルブルと震えて意識が飛んだらしい。気が付くとペニスに管(尿道カテーテル)、腕に点滴が装着されていていた。若く美し優しい女性看護師による「陰部洗浄」もあったりの15日間入院。尿の量と点滴の量(通常点滴の他に解熱・抗生物質の点滴もプラス)の管理。「尿道カテーテル」が外された後は、自分で尿量と便を記録させられた。
小生の初入院は、かくして〝陰部中心〟に相成り候。そんな15日間にお世話になったのが「温水洗浄便座」。なんとも気持ちが良く爽快なり。我家も遅まきながら「温水洗浄便座」設置となった次第。仕事では活字~写植~デジタルを経たが、便所もまた戦後実家の汲み取り~水洗~温水洗浄便座を経て、やっと現代人になった気分だ。
病院から息子へ「尿道カテーテル」装着の旨をメールすれば、「何言ってやがんだ。俺は8歳の頃に経験しているぞ」と言われた。「温水洗浄便座」も彼の家ではとうの昔からで、我家もやっと〝今風〟です。
おっと「前立腺癌の生体検査結果」は「癌にあらず」でホッ。15日間の入院はまさに「陰部=尿・便(ペニス・肛門)」の日々。病気ってぇのは「食う・排泄」由来が多いのだろう。一般病棟とはいえコロナ禍で医師・看護師不足の中でお世話になり「感謝の日々」でもありました。