激変の渋谷ウォーク [散歩日和]
おぉ、見知らぬビルが建っていた。井之頭線を懐にした細長いビル「渋谷マークシティ」。「リルケ」は同ビルに呑み込まれたか、いや、その前に昔の面影の露地が僅かに残っていて、その一画にあったか。余りに昔のことなので記憶薄れて場所の特定に至らず。
その「渋谷マークシティ」は平成12年(2000)開業とか。1・2・4階が井之頭線渋谷駅に直結した25階建て。地下に「東横のれん街」。5階が高速バスと羽田・成田へのバスターミナル。他が商店35店舗と「渋谷エクセルホテル東急408室」とか。
工事中の同ビル脇の246を歩道橋で渡って、次は「渋谷エピキュラス」を探す。ちょっと迷ったが見覚え有る坂があった。坂を登り切った処に「ヤマハエレクトーンシティ」看板で閉鎖中の「元・渋谷エピキュラス」があった。ここは「桜丘口地区市街地再開発地域」で解体工事直前。なにやら「桜丘町〝まちじまい〟」とかのアートイベント中らしかったが当日は休館。「エピキュラス」最後の姿を見ることができた。
その高台から東の写真を撮った。手前の建物は全て再開発され、線路向こうに新しいビルが三つ見えた。ガード下を通って、明治通り側に出る。昔の東横線渋谷駅続きの線路地に、ビル外観が白パネルをランダムに張り付けたようなビル「渋谷ストリーム」。35階・地下4階。オフィス、店舗、ホテル、ホールを有した大型複合ビル。「大階段」前が渋谷川で、川壁面に水が流されて広場っぽくなっていた。
そこから歩道橋を渡って、既に開業の「渋谷ヒカリエ」へ。エレベーターを二つ昇ったホールから渋谷駅を見る。眼前に「渋谷スクランブルスクエア」の東館47階が聳えていた。これも来年秋に開業とか。地下2階~14階までが商業域で、17~45階がオフィス。45階の屋上が全面展望施設「渋谷スカイ」。地上230mの展望が楽しめるらしい。2027年には中央棟、西棟も建つらしい。
以上、激変中の渋谷レポート。振り返れば小生の小・中・高校も今はない。東京の故郷は消滅し、この世にデベロッパーが存在する限り、街は限りなく超高層都市へ変貌し続けるのだろう。北海道から上京した中島みゆきは、東京をどう歌っているのだろうか。
写真上は取り残された露地。写真中は元・渋谷エピキュラス。写真下は同地から渋谷東口側を見る。「渋谷ストリーム」奥に「渋谷ヒカリエ」左に「渋谷スクランブルスクエア」。
2018-12-02 07:12
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