SSブログ

夫婦連れ抜かれ追っての1万歩 [散歩日和]

nanposanpo_1.jpg 二日間、家に籠って「今年は世界中が嫌な状況に突入するなぁ」と嘆けば、かかぁが「お前さんが政治、世情を嘆いたってどうしょうもないよ。さぁ、歩いておいで」ってんで家を出た。

 今回は大久保通りを飯田橋方面へ。若松町を過ぎた辺りで、隠居小生を若い夫婦連れウォーカーが颯爽と追い抜いて行った。

 追いつこうとするも、その差は縮まらない。起伏のある「牛込柳町」から「牛込北町」へ。身体が辛い。信号に止められて、若い夫婦連れを見失った。飯田橋まで歩く積りも「神楽坂の賑わい」の中へ入った。ここまで約4千歩。

 神楽坂下の手前で右折し小露地に紛れ込んだ。間口一軒程の小店が黒塗りで統一されて並んでいた。そんな路地をクネクネと曲がれば「宮城道雄記念館」の案内標識あり。牛込中町の角「フールオンザヒル」なるビートルズナンバーの名の肉まんじゅう屋の壁に「大田南畝旧居案内」チラシが貼られていた。(写真下の①から②へ移転したと記されていた。出典は鈴木貞夫著『大田南畝の牛込中御徒町住所考』で、同書は中町図書館が蔵書)

 昔、小生が大田南畝旧居巡りをした際は場所特定表示なく、あたしは同地前「中町公園」の写真を撮って、南畝の家があったのは公園の反対側と記したことがあった。

nanpookati_1.jpg その道を西へ進むと、その「新宿区中町図書館」あり。新宿11図書館のなかで、同館のみ蔵書の例もままあって幾度か訪ねたことあり。牛込北町~市ヶ谷田町の道を横断し、そのまま西へ歩く。左に「牛込第三中」。その先に〝奇をてらった代表例〟みたいな某芸人宅あり。その先に渋く粋な裏千家東京出張所、大正8年建築の欧州山荘風の家(旧・野本耳鼻咽喉科医宅)など、多彩な建築ストリートです。

 「おや、この辺に最近来たことがあるなぁ」と思い出せば、徳川宗家(家達)との確執で役所辞任して民俗学専念の柳田国男旧宅が一本裏の道だ。大久保通り反対側には「林羅山一族の墓所」もあり。自宅帰還でやや歩き過ぎの計10,590歩。

 今年は日本を含み世界中が次第に嫌な状況突入と気分が沈んでいたが、しばし江戸に遊んだ楽しい散歩でした。イラストマップがもっと上手に描けたらいいなぁ。

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。