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街のスナップ写真とウォーキング [散歩日和]

ndseries1_1.jpg 目下、別サイトでウォーキングしつつ撮った長露光スナップ(ブレ)写真を1日おきにアップしている。ウォーキングは、さて「どこへ歩きましょうか」の〝ちょい目標〟が欲しいが、最近はその〝ちょい目標〟もマンネリ、定まらぬ。

 そこで今は目的地定めず「28㎜+ND16(減光フィルター)」と「18~200㎜+ND8」で、長露光=ブレたスナップ写真を愉しみつつ歩き出している。調子がいいと、新宿界隈8千歩ほどで10枚ほどシャッターが切れたりする。

 そもそもブログは「文章+口絵写真」セットと思っているから、今までは「風景・動植物・建物・雲・自分の絵」だったりしたが〝人物が対象〟になることもある。だが人が写り込むと、やれ「肖像権侵害・個人情報」などややこしく、そんな時の常套手段が「モザイク処理」になる。でもモザイクより「ブレ写真」の方が断然面白いと気が付いた。

 最初はポケデジのレンズ前に「レイバンのサングラス」で覆っていたが(iPhonにも「Slow Shutter Com」なるアプリがあり、スマホに装着するNDフィルターもあるらしい)、今は〝ちゃんと〟1眼レフの広角レンズにNDフィルター装着でブレ写真を撮り出している。「1/10秒・ISO100・Fは成行き」から、次第に試行錯誤~。

 被写体はブレても背景はジャスピンがいい、逆に被写体を流し撮りでピンを合せて背景をブラすのもいい、ISO感度上げF(絞り)も上げて被写体深度を深くしてファインダー覗かかずにシャッターを切ってみる。カメラをしっかりホールドする。いや手ブレもワザのうち~と試みている。

 こんな遊びはプロカメラマンはやらんから〝隠居趣味ならではの愉しみ〟なのだろう(プロの世界でも「アレとブレとボケ」を信条とする派もいるそうな。あぁ、そう言えば森山大道のイメージショップ「CAMP」参加のカメラマン二人を知っていた。一人は20歳の頃の友人で、一人は後に大きな賞を受賞した)。だが、歩けば撮れるってぇもんじゃない〝妙〟もある。新宿界隈8千歩ウォークで10枚ほどシャッターを切る日もあれば、1万歩も歩けど1度もシャッターを切れぬ日もある。多分こちらの眼・気持ちの問題。アンテナがシャープじゃないと撮る機会も発見できない。

 先日はボツにした車のブレ写真を観ていて「よし、これを狙ってみよう」。車の形骸が溶けて「色構成の抽象画」のような写真が撮れた。題して「街に出でアブストラクト朧かな」で2点をアップした。

 街歩く女装オジサンの後姿を撮って「温暖化街も泳ぐや熱帯魚♂」。緊急事態宣言ながら夜の歌舞伎町の熱気を撮って「為政者へ信頼失せて午後8時」。商店街の風に揺れる日章旗を撮って「行く春のスカスカと舞ふ軽き国」。流れる車の合間に見た動かぬカップルを撮って「ねぇ、私達いつまでここに居るの?」。ファインダー観ずに擦れ違いに撮った「ねぇ、おんぶ、甘えたくなる春疾風」。ファッションを決めて歩く女子の後姿を撮って「春一番街は颯爽ランウェイ」など。そんなウォーキング+ブレ写真は「こちら」にアップ。

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