営みを天地に広げ都市の暮れ [暮らしの手帖]
未だ見ぬものは見たい。東京タワー、東京スカイツリーにも上っていないが、高層ビルから年末の東京夜景を見たくなった。近くの都庁展望室に再び上った。
夕陽が沈んだ西に丹沢山系、その奥に富士山。そこからやや南、南西方向は手前から都庁第二庁舎、新宿パークタワー、東京オペラシティ(写真上)。さらに南東方向は東京ミッドタウンタワー、東京タワー、湾岸地区まで高層ビルがひしめいていた(写真下)。北東を向けば下町に東京スカイツリー。
東京は天へ、地へ伸びている。この展望室は45階で202㍍。遥か下、コンクリートで固められた地底深くには幾重にも入り組んだ地下鉄が走っている。戸建て住宅が次々に消滅し、超高層ビルが増えて人々が呑み込まれて行く。
小生の子供時分は小さいながら庭のある戸建て住宅だったが、いつの間にビル、マンション住まい(今は7階在住)。息子や孫らは12階在住で端から〝中空生活者〟でデジタル世代。
来年の東京はどう変貌して行くのだろうか。また日本はどうなってしまうのだろうか。皆さま、良いお年をお迎え下さい。
2014-12-30 09:43
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