SSブログ

北斎原画ふんどし踊り(悪玉踊り5) [北斎・広重・江漢他]

akudama62_1.jpg 今回は北斎原画模写に彩色。ふんどしを何色にしようか。当時の歌舞伎の浮世絵を見つけた。肉襦袢に「赤ふん」だった。歌舞伎の演目ならわかるが、庶民はふんどし姿で、どこで踊ったのだろう。北斎がこの絵手本を描いたのは文化12年(1815)、56歳の時。前年より1冊60頁の「北斎漫画」(絵手本)刊行を開始。全15巻で図版総数3900余。これは門人が増えすぎて、彼らのニーズに応えたものらしい。この「踊独稽古(おどりひとりけいこ)」は、「北斎漫画」の合間に描かれたのだろう。

 くずし字は1行だけ記す。「此すじ(線)のごと(合字)く、左右のてをワ起者(は)らへ(脇腹へ)ひ起(き)つける也。〝のヲ〟尓(に)てひくべし。たゞしてのこうをうえ尓(に)す也」


コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。