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テレビ棄て心は常に和楽かな(12) [貝原益軒「養生訓」]

yojo7_1.jpgもし久しく安坐し、又、食後に穏坐しひりいね、食気いまだ消化せざるに、早くふしねぶれば、滞りて病を生じ、久しきをつめば、元気発せずしてよはくなる。常に元気をへらす事をおしみて、言語をすくなくし、七情をよきほどにし、七情の内にて取わき、いかり、かなしみ、うれひ、思ひをすくなくすべし。慾をおさえ、心を平にし、気を和(やわらか)にし、あらくせず、しづかにして、さはがしからず。心はつねに和楽なるべし。憂ひ苦むべからず。是皆、内慾をこらえて元気を養なふ道也。又、風寒暑湿の外邪をふせぎて、やぶられず。此内外の数(あまた)の慎は、養生の大なる条目なり。是をよく慎しみ守るべし。

<私注> 「ひりいね=昼寝ね」。「ふしねぶれば=臥し眠れな・睡れば」。「和楽=互いに打つ解けて楽しむこと」。

<爺婆談義> 爺:隠居後の、我が家の夕食は6時頃。以後は机に向かわず、居間でテレビなど観ながら寛いで10時頃に就寝準備。それはいいが「心は常に和楽なるべし」が難しい。婆:おまいさんはテレビに我が国の総理の顔が映ると、それを蛇蝎の如く嫌って即チャンネル替え。あぁ「心和楽でなくなっているな」とわかります。爺:核兵器禁止条約不参加、原発推進、海洋プラスティック憲章不参加、日米地位協定手付かず。シラッと平気で嘘もつく。何かを悪だくんでいるのか、バカなのか。婆:おや、誰も観ていないブログだと思ってズバズバと言いますねぇ。爺:官僚もクズ化。セクハラに忖度人生。自ら障害者雇用水増し。公明党も理念失った追従政党。婆:政治に無関心、背を向ければ、心は乱れませんよぅ。爺:昔の若者は体制に向かって威勢良かったが、今の若者の軟弱なことよ。婆:爺さんは、ワイドショーを観てもイライラなんだから。爺:目下はスポーツ面で権力握った奴らの姑息続々 婆:加えて芸人(特にお笑い系)嫌いだし。爺:泣いたり怒鳴ったりの役者演技も虫唾が走る。婆:やっぱり、テレビ捨てましょ。益軒さんはテレビなんか観ていなかったんですよぅ。せいぜい「瓦版・落首・書簡」ぐらい。荷風さんだって「新聞・ラジオ」の時代ですが、それでも政治に背を向けたじゃありませんか。爺:そうか、テレビなし=心は常に和楽の道か。

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