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湾岸11)東京オリンピックへ [新宿発ポタリング]

tunamifui2_1.jpg 2020年の東京オリンピックは、臨海副都心に選手村や競技場が集中するらしい。前述「東京みなと館」にも、そのプランが誇らしげに表示されていた。ざっと紹介すると選手村が晴海埠頭(昭和4年に東京湾浚渫土で埋立)に建設で、後に5千戸・1万2千人ほどが住める中層住宅に転用らしい。

 競技場は「臨海副都心・有明地区」でバレーボール、自転車(BMX、トラック)、体操、新体操、トランポリン、テニス、トライアスロン、ビーチバレー、レスリング、フェンシング、コテンドーなど。「夢の島周辺」で水泳、水球、馬術、アーチェリー、バスケット、バトミントンなど。「中央防波堤内側埋立地」が〝海の森ナントカ〟になって馬術(クロスカントリー)、自転車(マウンテンバイク)、カヌー、ボートなど。「若洲」でセーリングが行われるらしい。(変更多多。最新情報はオフィシャル広報をどうぞ)。

kaibatu_1.jpg 振り返れば、オリンピック招致活動はちょっと変だった。どこか感覚が変な?総理は、東京電力・福島第一原子力発電所事故による放射能汚染を「完全にコントロールされている」(そういう嘘をシラッと言える理解しがたい感覚)と言い、これまた当時の変な都知事の言動もおかしかった。

 物議収まらぬ国立競技場はどうなるのだろうか。後で厄介物遺物にならなければいいのが。幸いにも葛西臨海公園(野鳥が多い)のカヌー競技場は撤回された。まぁ、そういうワケで湾岸埋立地区はオリンピックに向けてさらに開発が進むだろう。

wangan5_1.jpg「おまいさん、あたしらはオリンピックまで生きているでしょうかねぇ」とかかぁが言う。えぇ、見届けられたら〝長寿まっとう〟でございます。

 ここで「湾岸」シリーズを一応締めくくるが、自転車に跨れば新宿からはほぼ下り坂で行ける下町、湾岸へと足が向きがちゆえ、今後も「湾岸行」は続くだろう。加えて〝江戸好き〟ながら、新しいもんにも胸がワクワクする性分。その湾岸について、余りに無知だったゆえの「湾岸」お勉強シリーズでした。次は晴れた日の自転車散歩で「芝浦アイランド」からお台場へおしゃれなアーバンランチ(Urban Launch、600円+自転車300円)に乗ってみたいと思っている。写真は上から「大島ロッジ前の津波注意看板(標高周知標識)」「お台場の海抜表示」「湾岸の全景」「津波警報が変わります」のポスター。

tunamip_1.jpg<湾岸シリーズ参考資料> 三浦昇「江戸湾物語」、石田進「東京湾・台場」、高橋在久「東京湾の歴史」、芳賀ひらく「江戸東京地形の謎」、東亜建設工事㈱「東京湾埋立物語」、武藤吉夫「お台場物語」、淺川道夫「お台場 品川台場の設計・構造・機能」、東京みなと館「明治四十年代前期・東京の河岸図」、仲田正之「江川坦庵」、「ペリー艦隊日本遠征記」など。参考させていただいたサイトは「東京都港湾局」、「東京都環境局」、東京みなと館「東京湾埋立のあゆみ」、国土交通省関東地方整備局・東京湾航路事務局」など多数。


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