貪欲に三つ巴かな蝦蟇 [散歩日和]
梅も寒桜も咲いていた。「おや、聴き慣れぬ鳥の声~」。双眼鏡で覗けば、鳥ではなく不気味な軟体物の塊の蠢き。眼を凝らし観れば、ヒキガエル(ガマガエル)3匹が絡み合う姿。
3匹交接?と思ったが、それは人の性の概念で蛙を思う不見識。蛙は卵に放精する対外受精。背に抱きつくのは交尾ではなく産卵を促す「抱接」とか。
ちなみに蝦蟇の季語は夏。「蛙女房=蛙の目(妻)の位置が上=目上、年上女房」だって。昔々「カエル=帰る・還る」また沢山の卵から豊穣、の縁起物と説明され、亡父が彫った実物大ガマガエルの石の置物を貰った。捨てられず今もにベランダ片隅にあるが、お金は廻り還らず出ずっぱりの貧乏です。しかしこの歳でも歩ける身体をいただいたと感謝すれば儒教っぽいか。
自宅~新宿御苑~文明堂で土産「どら焼き」を買って帰宅。計8,669歩也。写真は簡易カメラでピン合わず。実際もこんな感じで、眼を凝らさぬと蝦蟇3匹とは分からなかったんです。春到来。
2019-02-26 07:35
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