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街んなか島の青唐のたわわ也 [週末大島暮し]

simatougarasi1_1.jpg 大島がすっかり遠くなってしまった。昨年は土石流災害後に行った一度のみ。その時に「島唐辛子の乾いた実」を購った。それを東京でほぐし蒔き、六つの苗鉢を作った。四つを近所に配り、残ったニ鉢が一カ月前に初収穫で、そして今再び写真の通りたわわに実っている。

 この島の青唐をひとつ刻んで醤油に入れ、刺身をいただく。飛び上るほどに辛い。その辛さは独特で、鼻に抜ける小気味良さとでも表現しようか。青唐の醤油漬けも作る。

 島唐辛子は40㎝ほどの丈だが、通説通り内地で育てると大きく伸びる。家のも1㍍も丈が伸び、辛味も少々弱い。潮風に当たらぬせいだろうか。(追記:島の方に伺ったら、それはきっと手のかけ過ぎ。肥料をやったり、毎日水やりをしたりがいけない。手をかけずに苛めてやると辛くなるとか。大事に育て過ぎて辛さが抜けたらしい)

 昨年は江戸は「内藤新宿」で栽培されていた「内藤唐辛子」を種から育て、今年は「島唐辛子」です。特別に唐辛子好きではないが、まぁ、実のなるのは楽しい。猫の額の7Fベランダだが、かかぁは青唐の小さな実と、昨日買った「オジギソウ」の触れれば茎も葉も縮まる様子を交互に見て「可愛い・可愛い」と言っている。

 島唐辛子の苗を分けた近所でも、たくさんの実がなったそうで「大島に行ってみたいわぁ」などと言ってくれる。十月が来れば災害から一年になる。伊豆大島は元気を取り戻しているだろうか。


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