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三者三様の釣りに接して [週末大島暮し]

sakanairoiro_1.jpg 友人を岡田港で見送った後、岡田港堤防釣りを見学。大きなクーラーボックスを持った若い女性と擦れ違った。「釣れましたか」。気持ちよく釣果を見せてくれた。「うわぁ、タカベじゃないか」。6、7尾。小さいなぁとは言わなかった。「楽しかったぁ~。南蛮漬けにしたら美味しいかしら」。本当に嬉しそうで、こちらも幸せになった。

 昔、若い女性スタッフを連れて泉津港でタカベ釣りをした。数釣りです。「もう帰ろうよ、みんなが待っているぜ」。「いや、もう少し~」。初めての釣りで、釣る楽しさに眼が輝いていた。「もう帰ろうよ」を五度ほど言って、やっと切り上げてくれたことを思い出した。

 堤防奥へ行くと、オバさんが「困っちゃうのぅ~」「どうした」「大きいマダイが釣れちゃて~」。見れば小バッグに、大きなマダイが押し曲げられて入っていた。「困っちゃう」の意は、自分で捌けないらしい。「俺が三枚に下ろしてあげるから、半身をもらおうか」と言ってやった。

 隣の青年三人組が、水を張ったポリ箱に幾種もの魚を入れていた。メジナ、サンノジ、アイゴ、サヨリ~。それを見ていると、近くの青年がルアーでカンパチをヒット。島に来る前は伊豆半島とか。連休を各地で釣り歩いているらしい。

 堤防釣りの皆さんの話を聞きつつ、自分の釣り遍歴を思い出した。初釣りは、父に連れられての「東雲の沙魚釣り」(江戸時代からの伝統)だった。中学時代は自転車で戸田橋まで遠征してクチボソ釣りに興じた。仕事人間になった某年、ふと覗いた釣り堀のヘラブナ釣りに嵌った。高名な工芸デザイナー・栄久庵さんが会長の倶楽部に入り、竿を納めた後の釣り談義が愉しかった。その後に車の免許取得で、海釣りに夢中になった。

 大島ロッジには磯釣り、ルアー、エギングと揃っているが、何故か釣る気にならない。きっと環境が良過ぎるからだろう。大島滞在終盤に、隣人がボート釣りで上げ、捌き済の「赤ムツ」を下さった。煮つけで、とても美味しくいただいた。

 最近の島のスーパーは、軒並み改装されて日食チェーン、CGCグループ等の流通店になった。新宿自宅近所のスーパーと同じ魚が並んでいる。ってことは地魚僅少で、地魚が食いたかったら自分で釣るしかない。カットは堤防釣りで見た魚。初めて魚を描いたが面白かった。(★昨日、旧波浮小学校の記事を試みたが、ブログ不具合で文章が途中からアップされなくなった。後日改めて試みます)

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