SSブログ

ハチに刺されて「毒吸出し器」 [週末大島暮し]

seguroasinaga_1.jpg 九月の島暮しは稀ゆえ、庭に咲いたサルスベリ、ムクゲの花を久し振りに見た。サルスベリは苗木を買って玄関脇に植えた。木は年々太くなったが、咲いているのを見たのは初めてか。ムクゲには10年余の歴史がある。

 最初はリゾートっぽくハイビスカス、ブーゲンビリアを試みたが失敗し、夏の花としてムクゲに決めた。当時はバイク疾駆で仕事先を回っていて、沿道に美しい色のムクゲがあれば10㎝ほど頂き、自宅ベランダで挿し木。40㎝ほどに育ってから島に移植した。当初は海側に垣根状に育ったが塩害でやられ、今は5、6本が残るのみ。

 それでも、海風に曲がり育った紫のムクゲ(写真左)が美しかった。その右側に垣根状面影を残した白いムクゲが数本。そこにブドウ科の蔓が繁茂していた。「野葡萄」かしら。調べたら「エビヅル(蝦蔓)」(写真下)。黑く熟すとワインにもレーズンにもなるとか。和色名・えびいろ=葡萄色。早稲田のえび茶色。

mukuge2_1.jpg だが、巻き付かれた白花のムクゲが可愛そうゆえ、蔓を何度かひっぱり剥がし始めた。その時、激しい羽音。首後ろにチクッ、左肘辺りにガリッ。「ス・ス・スズメバチに刺された」。シャツの中に!。シャツを脱ぎつつ脱兎のごとく室内に逃げ込んだ。

 刺された個所が、プクッと膨らんできた。ふと眼に入った黄色の小箱。近所のアウトドア店で購った「毒吸出し器エクストラクター」。注射器のように押し込むと、逆に吸い込む優れ物。左肘の刺された個所に当て、押し込むとジワッと毒液が吸い出た。3回繰り返した。だが首後ろは自分では見えず、処置も出来ぬ。

IMG_6581_1.JPG 焦ってスマホで調べた。医者に駆け込め、または20分ほど様子をみて大事に至らなければヨシとも記されていた。10分、20分~。大事に至らずホッ。翌日「スズメバチマグナムジェットプロ」を購って噴射退治。落ちたハチ(カット絵)を確認すれば「セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)」だった。庭をよく見るとアシナガバチらしき巣(円錐状)も落ちていた。

 今迄にスズメバチの巣(球状)を二度除去したことあり。刺したのがスズメバチだったら大事になっていただろう。島暮しはサバイバルでございます。

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。