どう描く寄せる大波に迷ふ筆 [週末大島暮し]
「波が描けぬままでいいのか」と戒めの声あり。パソコンには、岩に激しく打ち当って高く舞い上がる波、波頭が砕ける様々な写真が収められています。
そんな中から一枚を選んでみる。まずは、よぉ~く観察して、ペンで陰の部分から描き込む。あとはサッと淡彩仕上げ。その積りでしたが、思惑通りには行かぬ。「こりゃ~ダメだ」と画材を変えての修正が重なり、厚塗りになってしまった。
でも焦る必要なし。テレビの美術番組を観ているってぇと、画家らは一作品に相当の日数を費やしている。人も来ぬ山荘に籠って、ン十年もかけて一作品の厚塗り・厚塗りを繰り返してした老画家が紹介されていたこともあった。画家に較べたら、小生の絵は〝瞬間芸〟です。
絵描きでもないから、タブローを描くわけでもない。単なるブログ挿絵ゆえ、深刻に反省するまでもない。駄作を続けながらも、いつかはサッと〝素敵風に誤魔化して海・波のスケッチ〟が出来ればそれでいい。それには波の形がどう形成されて、どんな感じで砕け、引き波とぶつかっているかを知らなくてはいけません。
せっかくの「大島暮し」です。ロッジ・メンテナンスに併せて、海・波を知る、描けるようになるのも楽しいひとつのテーマだと思い始めています。次の島暮しでお天気が良ければ(あぁ、それでは大波は来ないか)、何時間も磯に座って、波の観察スケッチをしてみたく思っています。
2018-10-17 05:44
コメント(0)