石蕗の花ツチバチだけが待ち望み [花と昆虫]
ベランダの一本のローズマリーだけでも、実に様々なムシに出逢える。今度はミツバチより倍以上の大きな蜂が飛んできた。あたしのマクロレンズのワーキングディスタンスは90ミリだが、刺されちゃいけないから25㎝ほどで撮った(写真下)。これまたネットのハチ図鑑検索で、キンケハラナガツチバチ(金毛腹長土蜂)かなと判定。触角が長いのがオスで、これはメスらしい。晩夏から秋にかけて出没し、メスのみ成虫で越冬。作物の根を侵すコガネムシの幼虫に寄生(幼虫に産卵)。
先日、新宿御苑に行ったらツワブキ(艶蕗、石蕗)の黄色の花が満開(花期は10・11月)で、キンケハラナガツチバチが群がっていた。(写真は400ミリの望遠レンズ)。
石蕗・艶蕗の季は春だが、「石蕗の花=つわのはな」は秋の季語。好きな其角の句に「蝶ひとつとばぬ日かげや石蕗の花」がある。そんな石蕗の花だが、キンケハラナガツチバチだけは、その開花を今か今かと待っていたに違いない。
2013-11-15 06:58
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