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ハンドルの折り畳み [スケッチ・美術系]

oritatami1_1.jpg 折り畳み自転車のハンドル折り畳みが、とても良く出来ている。玄関内に自転車を置く時は、車体は畳まずにペタルとハンドルだけを畳む。ハンドルを折る角度が真横ではなく後方斜めに畳む具合になっていて、これで畳んだハンドルが車体にピタッと付く。巾をとらぬから狭い玄関でも邪魔にならない。

 ハンドルを垂直に戻すには、レバーを上げてフック固定する。実はその仕組みを知らずいた。パイプ下部に〝穴〟があり、レバーを上げるとシャフトが下がって穴へ挿入で固定される、と勝手に解釈していた。スケッチは対象をよく観察しないと描けない。座り込んでしげしげと仕組みを見れば、穴を貫くシャフトなどなくて、下部の凹みに上部の爪状フックが食い込んで固定する仕組みだとわかった。自分の勝手解釈、いい加減さが恥ずかしい。

 スケッチは〝観察と理解〟で成り立つ。ここから話しが横へ曲がる。「わ印」を描いた浮世絵師ら(ほぼ全員が描いていた)も、摩訶不思議なアソコを舐めるように見て、突っ込んだり引っ張ったりしつつ、とことん観察して描いたと想像できる。塗り潰されていない北斎や國貞らの「わ印」画集を幾冊か持っていて、その微細描写の凄いことよ。

 「わ印」と言えば先日、元総理大臣の細川護熙(もりひろ)が、目白の細川邸(永青文庫)で今秋に国内初の本格春画展を開催する旨を発表したらしい。大英博物館で展示された70点、細川家所蔵他で計120点を展示とか。同館外観は小さく「これで入場料をとるの」と思いながら入館したことがある。入ったら三階まであって意外に広い。来る芸術の秋は長蛇の列になろう。自転車に乗って観に行く。


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