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伊豆大島10「坂を曲がり下ると~」 [週末大島暮し]

wagayahe2_1.jpg ロッジの防腐剤塗装の合間に、大島最後のスケッチをした。この坂を下り曲がると我がロッジに至る。描く地点からもう少し下れば、防風林奥の白亜邸隣に小さな我がロッジ屋根が見える。

 往き復りの船の中からも、白亜邸奥の小さな屋根が見える。24年前にロッジを建てた当初は、防風林ん中に隠れるように2軒だけが建っていた。今は家数も増え、なんだかんだと防風林が伐採されて〝海一望〟なった。

 海が見えるようになって、冬の強烈な西風をまともに受けるようになった。怖くて〝冬の大島暮らし〟はできない。建てた当初は「島は冬暖かく、夏は涼しい。クーラーなんかいらないよ」と言われたが、次第に夏は灼熱化した。テレビの天気予報が〝老人は熱中症で死ぬぞ〟と脅すので、夏は東京のクーラーの部屋に籠るようになった。あたしにとって島は春と秋がベストシーズン。島の自然環境も変わり、島の状況も大きく変わった。

 絵は色使い、筆使いが汚いと(この絵のように)見るに耐えぬ。下手でも思い切りの良さ、潔さが肝心(=写真のように描こうとしない)と反省。それが初スケッチ行で得た〝私流水彩画の方向性〟のような気もする。さて、次から〝潔い水彩画〟が描けますでしょうか。明日は5月10日開催の「軽トラ市」について記し、今回の大島シリーズを終える。


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