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海越しに初冠雪や日本一 [週末大島暮し]

tigasaki2_1.jpg 野菜即売場「ぶらっとハウス」から「乳ヶ崎トンネル」越しに、初冠雪の富士山が見えた。このトンネルは「YS-11」引退に伴うジェット機「DASH8-300」就航による滑走路拡張で出来たもの。平成13年(2001)のDASH8就航の前年2000年4月に開通。

 しかしながら搭乗率悪く「ANA羽田~大島便撤退」(60年の歴史に幕)が決定。今年10月24日がラストフライト。愛宕山の一部を削り、周辺地を買収するなどした大工事はいったい何だったのか。

 そう思いつつトンネルの向こうの海、その向こうに聳える富士山の初冠雪を描いた。富士山の下辺りが熱海、その左が伊東。夜になると漆黒の海向こうに伊豆半島の街々の明かりが美しく見える。悠久の富士山に観られつつ伊豆半島や伊豆諸島で暮す人々にも有為転変、盛衰あり。

 我がロッジは同トンネルをくぐった向こう側で、海抜5メートル看板が建つ海っぺり。島の人は「津波が来れば真っ先にやられるのがお前ぇの家だ」とうれしそうに言う。

 ※スケッチ初心者ゆえメモをしておく。~富士山が高いと思えば、実際より高く描こうとする。対象によって自分の感情や情念が引っ張り出される。山は高く描き、筆も対応して勢いが違ってくる。それがスケッチ。対象モロの写真ではない〝絵の面白さ〟がそこにある~(高名画家の言葉)。(以下は自省)このスケッチは高い富士山に比し、地下に潜るトンネルの対比が面白い。それが絵のテーマなら、それを強調するように他をもっと省略・簡略した方がいい。


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