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長七輪でサンマを焼く [週末大島暮し]

sanmayaku1_1.jpg 「おまいさん、島に行ったら長七輪でサンマを焼いてみようよ」とかかぁが言った。都会のマンション暮しで七輪を使うは〝憧れ〟に近い。細長い七輪をどこで買ったのだろう。通販、東京のホームセンター、いや島の「くぼごん」だったか。

 ちょうどテレビでサンマを旨く焼くコツが紹介されていた。通常は〝焼き過ぎ〟とか。ガスレンジでほどよい焦げ目ができるのは約14分。それでは焼き過ぎで実がパサついてしまう。コツはサンマ両面にミリンを10分の1ほどに希釈して塗ると、焦げ目が7分程で出来て火から下せる。これでホッコリとした身になるとか。

 さて、長七輪の炭をほど良い熾火にして、四匹のサンマを乗せた。するってぇと「あぁ!」。弱い熾火なのにボウボウと炎が上がってしまった。サンマにたっぷりと乗った脂がしたたり落ちての炎上らしい。これは計算外だった。

 かくして真っ黒焦げなのに、まだ骨まわりに血が残るサンマを恐々と喰うハメになった。来年はサンマの脂の乗り具合によって、網の高さを調整してみようと思う。失敗は成功の元。来秋の大島暮しでは、あたしサンマ焼きの名人になる。カット絵の七輪右端は焼きミカン。


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