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居ながらに背伸びして見る夕陽かな [週末大島暮し]

ohsimayuuhi_1.jpg 今回の大島シリーズは冒頭に我がロッジから見る海の図で始まったが、ラストも「居ながらに背伸びして見る夕陽かな」の絵で終わる。

 新宿の自宅では、早起きのあたしはマンション7階から日々朝日の昇るシーンを愉しんでいる。年に2度、下町に聳える東京スカイツリーと朝陽がクロスする光景もある。片や西はビルが立ちはだかって夕陽は見えない。大島の夕陽がうれしい。

 島を去ったのが10月16日だった。大島は2年前の同日に、大雨による土石流災害で多くの方々が亡くなった。当日は午後1時の防災無線の合図と共に全島1分間の黙とうが行われた。現場では献花台が設けられ法要も行われた。東京へのジェット艇は多くの喪服の方々、多数お坊さんと一緒になった。改めて亡くなった皆様のご冥福と大島の復興を祈念して、秋の大島シリーズを終える。


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