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我が転倒史 [暮らしの手帖]

korobu1_1.jpg 小雨の日に図書館へ行き、帰り道で転んだ。「この靴、少し滑るなぁ」と注意していた。無事に家近くに戻った。家前の道は多少ザラツキありで、滑らぬと油断。そこで仰向けに転んだ。

 タイル状個所で滑ったらしい。足首と肘が痛い。上着とジーンズが濡れた。家に戻って「あっ、鍵がない」。転倒現場に急いで戻った。転んだ場所に鍵。転倒に動転して気付かなかったらしい。

 「最近よく転ばないかい」と女房。某日、二人で緩い坂を下っていた途中で、小生コロコロと転がった。小石を踏み、斜めになった足首が堪え切れずの横転らしい。若い時分は、その程度は持ち耐えたが、踏ん張りが効かなくなっているらしい。今は歩道に小石があれば、脇に片づけておくのが習慣になった。「よく転ぶ」と言われたゆえ、他に何度か転んでいるのだろう。

 7年前の自転車の大転倒はよく覚えている。折り畳み自転車の輪行で、西船橋・三番瀬へ行った。ちょっと脇目をした瞬間に「3.11」で生じた段差に直撃し、自転車ごと前方一回転。多少の打ち身はあるも大事に至らず。

 そんな事から、自分には転倒時に身を庇う転び方が備わっているらしいと思った。昔、トライアルバイク熱中で、崖や大岩越えに挑戦し、失敗の度に転びつつ上手くなった。それで転ぶのが上手になったのかも。

 女房は緩い下り坂で「コロッ」ではなく「ドタッ」と転んだ。顔面、擦り傷。何故かそれを機に禁煙し、顔の傷が治った頃に〝禁煙成功〟だった。

 某日、孫が幼稚園で習った〝でんぐり返し〟を得意気に披露した。手本を見せるべく、あたしもでんぐり返しをした。その時に頸椎に電光走る衝撃。異様な痛みで死ぬかと思った。気持ちが若くも、身体は老い錆びついている。つま先立ちで下腿三頭筋、自転車で大腿四頭筋を鍛えたが、これからは足首も鍛えなくてはいけない。

 さて、雨の日の転倒時のバッグん中に図書館で借りた澤田ふじ子『深重の橋』(下巻)と石田晴男著『応仁・文明の乱』が入っていた。共に11年も続いた内乱がテーマ。ちょっと重過ぎたのかもしれない。

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