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「同調圧力」について [政経お勉強]

doucyo_1.jpg ●迂闊にも、同映画を観るまで「同調圧力」なる言葉を知らなかった。★クマさんは、江戸時代で遊び過ぎだよ。●ネット検索すると、2015年6月の為末大氏(元400mハードル選手、走る哲学者)のサイトがヒットした。タイトルは「同調圧力の正体」。概ねこんな内容だった。

 ~テレビに関わっていると、メディアの方が〝この意見は中立だろうか〟と神経質になっている姿をよく見る。〝中立に報道すべし〟の縛りを自らに課している。だが〝中立〟とは何か。それは常に今の時代の中立で、時間軸を伸ばせば、その中立も偏向しているに違いない。よって多様な世界観が大事なのではないか。山本七平氏は、現在の〝中立意識〟をどう看破してくれるだろうか~。

 ★2015年と云えば、第二次安倍内閣の当時の高市早苗総務相が「中立報道でなければ〝電波停止宣言〟」をした頃だな。マスコミ陣は〝中立〟にピリピリしていた姿を見ての、為末氏の考察だろう。で「同調圧力」なる言葉の出所はわかったの。●勉強不足で申し訳ない。わからず仕舞い。山本七平著『「空気」の研究』も読んでいないし。ブログに別テーマ出現で読書途中のままのオルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』にも同様な指摘があったようにも思う。

 ★同題書が出ているんだよな。●映画『新聞記者』に座談会映像が挿入で、画面中の小枠挿入ゆえに、何を語り合っているか明確にわからなかったが、その座談会が巻末附録として掲載された題名『同調圧力』が出版とか。★クマさんは、現代ごとに疎いから、同書で初めて知った言葉も多かったんじゃないか。●うん、少し勉強してみた。

 ■同調圧力:全体主義的で、多様性を認めずに〝村八分〟の圧力らしい。■リテラシー(literacy):何らかの形で表現されたものを適切に理解・解釈・分析して改めて記述・表現すること。昨今はネット上にフェイクが多数ゆえに「リテラシー〝力〟」が重要視される。特にフェークの多いネットリテラシー。テレビや新聞(影響力大ゆえに安易に信用してはいけません)メディアリテラシーが肝心。

 ■アクセス・ジャーナリズム(access journalism):権力に近い側に寄り添って取材する法。余りに権力側に偏っている人を「政権のポケットに入っている人」。★あぁ、あの人・この人だなぁ~。 ■アクセス能力:権力者や有力者の懐に入る能力。これに長けたミラー記者がブッシュ政権高官のリークでスクープ。それがイラク大量兵器保有の報で戦闘へ。後に政権のガセリークとわかり、危険な取材法とされた。

 ■アカウンタビリティー・ジャーナリズム:accountability=説明責任。制作決定へのプロセスを情報公開法などで丹念に探り、真実を白日に晒す報道とも言うのかなぁ。昨今の政治は内緒ごとが多いから議事録を改ざん・破棄・さらには記録せずで、説明責任から逃げている場合が多いらしい。

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