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六本木から「トカイナカ島」 [新宿発ポタリング]

takesibafuto_1.jpg 六本木1丁目から「そうだ海を見に行こう」で、竹芝桟橋まで走った。2年前のブログで浜松町辺りの高層ビル群紹介記をアップしたが、竹芝桟橋前の「(仮称)竹芝地区開発」の40階建て。約20万㎡のデジタル×コンテンツによる国際ビジネス拠点が姿を現していた。

 港区の超高層ビル群(約75棟?)が竹芝(港区南)まで迫ってきた感じです。浜松町駅から竹芝への「ペデストリアン・デッキ(pedestrian deck=車道と歩道を分離して設置した高架歩道者専用道路)」の、首都高上の横断部分工事が去る7月7日深夜に行われたらしい。開通は2020年。島への行き帰りに重い荷を持ち通った28年間に新たな展開。島の庭仕事で疲れた身体と作業着で歩けましょうか。

takesiba1_1.jpg 竹芝桟橋デッキに上ると、眼下に大島行ジェット艇あり。左は隅田川。勝鬨橋の奥の佃地区の超高層ビル群、その奥に東京スカイツリー。正面は五輪村が急ピッチ建設中で、その奥が豊洲市場。右へ眼を移せばレインボーブリッジとお台場。

 今「トカイナカ」なる造語があるらしい。高層ビル群を背にジェット艇に乗れば1時間45分で伊豆大島。長閑な時間が流れる昔むかしと変わらぬ「トカイナカ島」。

 海っぺり露天風呂に浸かりながら伊豆半島先端に沈む美しい夕陽を愉しむ。日没同時に島は漆黒。闇奥から外来種キョンの不気味な鳴き声、荒海ならば波の音、西風ならばロッジ揺れ、断絶魔のような草木の悲鳴。冬なら薪ストーブの炎が愉しい。高層ビル群の暮しで失われた人間本来の「原初感覚」が甦る夜~。

 小生が島ロッジを建てたのは平成3年(1991)。当時から何も変わっていない。いや、当時は島ブームの名残もあったかで人口1万数千名も、今は過疎島で約半分の7500名ほど。超高層ビル群での勤務、デジタル仕事、忙しさに疲れたら、竹芝桟橋から船に乗ってみませんか。

 竹芝桟橋でジェット艇を見送った翌日昼、「デジタル×コンテンツによる国際ビジネス拠点」「ペデストリアン・デッキ」の工事現場を経て、島へ渡った友人から「セグロアシナガバチに刺された」と電話が入った。

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