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あらたうと落葉紅葉の夢の宴 [おくのほそ道]

momiji1_1.jpg 「おくのほそ道」第3句は、千住~鹿沼を経て4月1日に日光東照宮で詠んでいる。前夜から小雨が降っていたが、参拝する頃には雨が止んで陽も出たのだろう。<あらたうと青葉若葉の日の光>と詠んだ。

 「あらたうと」の「あら=あぁ」+「たうと=とうと(貴)」で、ああ貴い。この青葉若葉に降り注ぐさんさんたる日の光は、あぁなんと尊く感じられることよ、将軍様を敬っている。

 「おくのほそ道」第3句は春だが、今は師走。冬木立になる直前の紅葉に、日の光が注ぐと黄色から赤のさまざまな暖色系色彩がハッとするほど美しい。しかも朽ち落ちた葉は次の季節、世代のための貴重な腐葉土になるってぇから、なんと尊いものよと思ってしまう。そこで<あらたうと落葉紅葉の夢の宴>と詠んだ。写真は日の光(日光)ならず新宿御苑。


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