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コリアンタウン新大久保の新駅舎 [暮らしの手帖]

sinokuboeki_1.jpg 来春完成予定の「新大久保4階建駅舎」が姿を現していた。同駅は、我家近くの「東新宿」(大江戸線/2000年開業、副都心線/2008年開業)が出来るまで最寄り駅だった。地下交通網の開発に取り残された地上駅~。

 日韓ワールドカップ~「冬のソナタ」人気の頃から「新大久保商店街=コリアン通り」になった。今は中国、韓国に次いでネパール、ベトナム、ミャンマーの方々が急増で、イスラム系の店や人々も目立つ。

 「多国籍・ダイバーシティ(多様性)」、日本の明日の姿を暗示との指摘もあるが、それにしては昭和的商店街の多国籍化で、余りに時代逆行・アナクロ(anachronism)的繁栄のようでもある。

 その中で日本人は老人ばかりが増え(新宿区の65歳以上が22%)、若くバイタリティー満ちたアジア人らの異国語ばかりが街に満ち溢れている。少子化で、1年間に島根県相当人口が減少とか。一極集中と地方都市の衰退。

 先日のテレビが、ネパール留学生らを就業時間の多さを理由に次々に強制帰国させる酷い実態がレポートされていた。日本の施策に怨みを抱くアジア人を作っている。(新聞では、6月末時点で入管施設収容者1253名。人権守れ!と市民らがデモと報じていた)

 来年度予算案は税収63兆円なのに、過去最大100兆円越え。「桜を見る会」ではしゃぎ走りまわる姿を、誰かが「金をばらまいて悦ぶエリマキトカゲのよう」と言っていた。エリマキトカゲは人種差別助長の大統領(お友達)に媚びて「兵器爆買」の年間5兆円ローン。国内防衛企業へ支払う予算が足りなくなって支払い延期の事態に陥っているとか。

 「コリアンタウン大久保」はヘイトスピーチ・デモ、韓流アイドル、安いコスメ、食い物などで人気浮沈が多少はあるも、「日韓問題」最悪の今も、女の子らは〝我関せず〟の逞しさ。商店街は車道に人が溢れるほどの大混雑で、近所の一般住民は迷惑極まりない状況が続いている。

 さて「新大久保新駅舎」完成で、少しはコリアンタウンの環境が良くなるか。変わらんだろうな。最悪「日韓問題」も変わりそうもない。格差拡大も変わらず。大雨・台風対策や被害者への対策は忘れていないか。少子化対策、教育施策もお粗末。来日するアジアの若者らも苛めている。市議から国会議員、公務員の悪さばかりが目立つ。それに倣ってか、若者の凶悪事件も多い。

 来年は五輪後が心配です。少しでも日本が良い国、良い方向へ歩み出すように~。

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机上整理(2)タワーペンスタンド [暮らしの手帖]

gattai7.jpg 前回の続き。翌日、再び「新宿マルイアネックス4階・セリア新宿」へ。早くもお馴染み新ウォーキングコースです。すると「なんと言うことでしょうか」、当初探していた「タワーペンスタンド」があるではないか。

 これも収納量・安定性アップで3個を合体。最下段に重い文鎮(鉄の塊)を入れておけばビクとも動かぬ。このスタンドに常時使うペン類を入れて右手側に置けば、なんとも塩梅がいい。

 隣のビル「世界堂」で画材や、筆・ボールペンなどの文具を買ったら、隣のビルの地下「カフェ・ベローチェ」(お馴染みの店)でコーヒーを飲んで一休みし、同ビル4階まで上がって「セリア」で整理整頓ケースを購う。まぁ都合よいこと。

 写真上が3個合体の「タワーペンスタンド」。写真下が2点組み合わせ整理ケース(さらに2個を組み合わせ可)。机周りはすべて100円ショップで調達。諸々1500円ほどで整理整頓完了です。

 次は部屋全体の整理整頓ですが、これはちょっと大事ゆえ、なかなか腰が動きません。さらに年末年始は「ゴミ出し」お断りでしょうから、またの機会に~。



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机上整理(1)要はペンスタンド [暮らしの手帖]

beforeafter_1.jpg テレビでヒートテックの機能検証をしていた。肌ぴったりサイズが良いとか。何年か前に買った大き目のを捨て、Mサイズ3枚を買った。スッキリした着心地。

 「よし、古い下着を捨てよう」。小生下着が収まった「3段ボックス」に肌着・パンツ・靴下あり。ポンポンと棄てて下着の断捨離完了。

 するってぇと自分の部屋の乱雑さが気になった。すでに蔵書については記したが、本以外の物で溢れている。自分の部屋の、まずは机まわりからスッキリ整理整頓を、と思った。

 実は小生が仕事を辞めた時に、かかぁは仕事資料・用具が不要になって「部屋が空く」と期待したらしいが、それを裏切った。

 仕事がらみの膨大CDは捨て切ったが、仕事を辞めれば「待っていました!」とばかりに隠居趣味=お勉強ごっこが始まった。まず「くずし字」勉強で習字道具が新たに加わった。お絵描きも始めた。その関係用具の多いこと。ガラクタ文鎮も集めた。机まわりは一気にアナログ化して机の乱雑さが増した。

 penstand1_1.jpgまずは筆記道具の整理整頓から。サインペン、シャープペンシル、ボールペン(書き易いもの、水彩で滲まぬもの)、鉛筆、色鉛筆、万年筆4本とインク各種、筆ペン、毛筆、水彩筆。他に各種文具類。気付けば、それらを投げ込んだアキビンが10数個~。

 ネット調べをすると筆記用具整理には「タワーペンスタンド」が良さそうだった。まず新大久保の2軒の100円ショップへ。目的商品はなく「ファイルボックス」などを各種を買った。翌日「東急ハンズ」へ行った。そこにも目的商品なし。隣の「ニトリ」を見て、画材屋「新宿世界堂」の隣の「新宿マルイアネックス4階・セリア新宿」へ。

 おぉ!ここは他にない在庫大充実大型100円ショップ。だが目的の「ペンケース」はなかった。かくなる上は自作と思ってパーツになりそうな物を、またその他の机整理向きの各種をビニール袋にいっぱいに買ってきた。

 写真上は第1段階の「ビフォー・アフター」。写真下は後にさらに1段加え、計4個のプラケース合体。土台はプラケースを斜めにノコギリで切って接着して完成。だが未だ整理整頓に至らず。翌日また「セリア新宿」に行くことになった。(続く)

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ツンツンと吃立する街・東京 [散歩日和]

tatutokai_1.jpg 「あぁ、夕陽が見たい」と思った。大島ロッジは東海岸沿(西向き)で、海に沈む夕陽が美しい。東京の我家は、西側にマンション隣接で西の空が見えない。「そうだ、都庁展望台へ行ってみよう」。

 新宿西口の高層ビル群を縫って都庁展望台へ。昼、晴天なり。西の彼方は「太陽光+眩しく白い空+雪の富士山」で〝白ボケ〟の遠望。写真も撮れなかった。南方向へ眼を移すと~。

 手前に「NTTドコモ塔」が聳え、その右奥に新・国立競技場。その向こうから東京湾まで超高層ビル群の吃立。華道の〝剣山〟のように、ツンツンと尖った感じ。不動産の再バブル、五輪後の日本経済凋落の噂も耳にしないでもない。

 タワーマンションに住み、超高層オフィスビルで働く人も多いのだろう。その裏に「東京一極集中(地方都市疲弊)」がある。例えば、かかぁが好きなテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」出演者全員が各県出身者で東京暮らし。※24日の厚生労働省発表の今年の出生率−死亡数=自然増減数=マイナス51万人。まぁ1年間で、ほぼ鳥取県人口分が減少して行くってことらしい。

 すでに子供時分を東京で過ごした大人たちは少数派。子供時分の路地裏・縁日・盆踊り・ベーゴマやメンコに竹馬・空き地・行商の声~。みんな土の臭いがした。

 加えて今、都庁展望台にいる8割強は外国観光客だ。我がマンションの張り紙もハングル文字・中国語・英語併記。子供時分には思いもしなかった暮らしに「あぁ、長生きし過ぎたかなぁ」とも思う。

 時に「夕陽・夕焼け」が見たくなるのは、どこか、そんな郷愁と結びついているような気もした。「あぁ、夕陽が見たい」。

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リンク「あっちも・こっちも」さぁ~ん [ブログ&アクセス関連]

 前回に「あっちとこっち」の二股について記したが、小生ブログはずっと「あっちも・こっちも」さんをリンクしてきた。自分のブログを見れば、リンク先のブログも拝見する。

 それが過日、リンク「あっちも・こっちも」をクリックすると「ログイン画面」(オーナー用)が出て来て驚いた。つまり本文拝見ならず。そこで氏のブログ画像・タイトルをネット検索し、そこをクリックしてみたが、やはり「氏のログイン画面」が出てくるだけで、完全にブログ閲覧が叶わなくなっていた。

 こんなことは小生を含めて爺さんに出来る「技」ではなく、ブログ運営側に何らかの不手際があったのだろうか。ブログには「非公開」選択もあると思うので、それなのだろうか。逆の見方をすれば、この技は「自身のブログを消滅させる方法」にもなろう。一体何が起こったのだろうかと様々考えさせらる。

 友人に「あのリンクの方はお友達?」と尋ねられることがままある。実はお顔も知らず、メールも交わしたこともない。随分も前に、小生ブログをリンク下さっていることに気付いて、小生も「リンク返し」。

 互いのブログのリンクは2件だけで、その「相互リンク」継続をずっと続けてきた。前述通り自分のブログを開けば、氏のブログも拝見ゆえに、まぁ気持ちは「旧知の友」のようになっていた。「あっちも・こっちも」さん、もし運営サイド不手際でこうなったのであれば、トラブル解消後にまたリンクを張らせていただきます。

 小生がリンクするもう一つが「つくって、つかって、つないで」さん。彼は島通いの友人。彼のブログには多数リンクがあって、当方へのリンクもある。しかし、そこをクリックすれば、ずっと「バケっ放し」。きっと「so-net」のドメイン変更からそうなったのだろう。まぁ先方はリンクをしてはいるも、当方ブログを見ていないってことだから、これは放っておきましょう。今年秋から俄かに「ブログ」について考えさせられること多々。

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飛行機雲の尾流雲にグレタさんの怒り! [雲のお勉強帖]

hikoukibiryu_1.jpg ベランダから見る北寄り上空の飛行機雲に、尾流雲があった(その辺は飛行機ルートゆえ、飛行機雲に間違いなかろう)。

 荒木著の雲本よりまとめひく。「人為起源雲の飛行機雲は、ジェットエンジンが吸い込み圧縮~燃焼の300~600度の排ガス。上空の空気に冷やされて雲凝結核し、過冷却雲粒から氷晶化されて現れるもの。上空の水蒸気量によっては長時間存在して〝遺伝雲・変異雲として巻雲〟になる。その尾流雲は、雲から落下する水滴や氷粒子が降水として地上へ達する前に蒸発し筋状になったもの」

 飛行機の排ガスは車の排ガスと同じ。一酸化炭素・炭素水素・窒素化合物・粒子状物質・二酸化炭素の大気汚染物質。この排ガスによる死亡は、墜落事故で命を落とすより確率が高いらしい。むろん地球温暖化の原因。

 スウェーデンの16歳グレタさんが、飛行機に乗らぬ主義もそのためで、同国には「飛び恥」という言葉もあるそうな。我が国は、その辺にトンと無頓着だ。石炭燃料の火力発電所が白い煙を排出し、訪日客増の経済効果を喜び、さらなら増便対応に来年から羽田着への東京上空(概ね新宿~渋谷~品川。大井町付近は高度約340m)ルートを飛ぶらしい。騒音被害ばかりが取り沙汰されているが、本当は排ガス被害の方が断然怖いのかもしれない。

 飛行機雲を見て「まぁ、キレイ」などと言えば、間違いなくグレタさんに睨まれる。

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「二股」の告白と懺悔~ [暮らしの手帖]

sansyasanyo2_1.jpg 連れ添った伴侶がいるってぇのに、浮気をして、新たな味・快感を知ってしまった。

 そもそも、この歳で浮気などする気は毛頭なく、その事情は先方にあったん。門を閉めたら、ひょんな具合で門が開かなくなっちゃった。様々な鍵を使い、塀を乗り越え、穴を掘り、裏からも入ろうとしたが、埒が明かない。

 そんなワケでの浮気だったが、浮気をすれば新たな未知の世界、新たな味わいも広がる。教えられた技を恐るおそる使えば「あぁ、快感」なのであります。こうなると新しもの好きの小生は、そっちの遊びが面白くなってきた。

 新たな技を次々と会得・開発して悦んでいたら、いきなり「門が開いたから戻っていらっしゃいよぅ」ってんだ。かくなる事情で〝二股〟になっちゃった。

 ここまで記せば〝二股〟が「あっち・こっちのブログ」のことだとお分りでしょう。ブログは各社同機能と思っていたらとんでもない。運営会社によって実に様々な機能がある。最近のブログは金儲け中心が多く、そうした機能を備えているし、そのための記事の作り方もある。例えば、このカット画像だって、あちらは大容量そのままでアップ出来て、大きく掲載してくれる。記事中の「リンク」機能もとても素晴らしい。

 当然ながら、こっちとあっちの〝親〟も違う。こっちはソニー系で、あっちは伊藤忠系から最近になって〝孫さんの青年ベンチャー投資家〟が買収した会社らしい。以前から「ママ向けウェブサイト」が軌道に乗っていたから、ブログも女性向けに特化。記事を書き終えると「旅とお散歩/おいしい/キレイ/ベイビィ/ママライフ」のどこを選んでアップしますか?小生、その辺はまったく無関心。ちなみに「芸能人・著名人ブログ一覧」を見ると、女性がほとんどだ。

 ここからも想像できるが、そのブログは「写真中心、文章はキャプション程度のあっさり系」が多い。この辺の特徴は端から気付いていたが、小生性分で例えば「西行のお勉強」から「西行・木曾義仲・芭蕉」の関係まで突っ込んだシリーズを始めてしまった。二股先で場違いの展開~

 しかも、この歳で二股はいけません。体力精力知力枯渇のカスカス状態へ。ここで改めて、こちらは従来通りの自分流で、あちらは「写真中心、文章はキャプション程度」と棲み分けをハッキリさせましょうと改めて思った次第。以上、ブログ顛末の年末反省、新年を迎える準備でした。

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本との付き合い~私流 [読書・言葉備忘録]

fusen2_1.jpg 年末です。「そうだ本、捨てよう」と思った。すでに沢山の本を捨ててきたが、連なる三つの本棚にまだ本が詰まっている。やはり本は増えて行く。

 「蔵書趣味」微塵もない。「図書館本=自分の蔵書」と思っている。徒歩圏内に新宿中央図書館、大久保図書館、戸山図書館がある。そこに読みたい本がなければ区の図書館は7館ほどで、自転車を駆って四谷、角筈、鶴巻、中町などの各図書館へ。そこにもなければ他区の図書館へ。今は各区図書館の蔵書がネット検索できるから、概ねどこかでヒットする。さらには貸出なしだが有栖川公園の都中央図書館へも行く。図書館本は貸出2週間。期間内にせっせと読んで返却し、そのついでにまた借りる。

 一方、手許に置きたい本、書店で求める新刊、古本市も好きだし、近くの早稲田通りには古本屋が軒を連ねていて、ブックオフもある。やはり本は増える。

 自分の本は遠慮会釈なく「書き込みを入れる」主義です。一方の図書館本は書き込みご法度ゆえに「付箋」を使う。捨てる本に昔の付箋(紙製、自分で細く切ったりして~)が付いていた。昨今の付箋はビニール系の新素材・新体裁の各種があって楽しい。

 図書館本には誰が書き込んだかの「メモ・線」がある場合が多い。「ははぁ~ん、こんな個所にチェックを入れたか」と微笑ましく思う事もあるが、返却時に〝自分の仕業〟と思われたくないから、そんな個所に出くわせば丁寧に消しゴムで消しておく。

 机脇に図書館本の「貸出シート」が貼り重ねられている。1年もそうしていると〝塊〟になって、これも年末に捨てる。一度、年間読書を数えたことがあったが100冊ほどだった。

 捨てる本を紐で括っていたらかかぁが笑った。「たったそれだけかぇ。未練がましいねぇ」。自分でも死ぬ時までに「きれいさっぱり1冊もないが理想」だが、なかなかそこへ到達しない。

 ※23日:国立青少年教育振興機関の全国20~60代の男女5千人調査で、1ヶ月で「紙の本」を全く読まない人が49.8%と発表した。若者に限らず60代も44.1%とか。「こりゃ~、驚いた」

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短歌・俳句の〝波〟について [暮らしの手帖]

nami5_1.jpg 以前「波のスケッチ」を試みて、その際に宿題にしていた短歌・俳句の「波」についてのお勉強。資料は大岡信監修『短歌俳句~自然表現辞典』。

四季> 荒波、荒磯波(ありそなみ)、うねり、浦波(浦=入江に寄せる波)、細波(さざなみ)、波の花、潮騒、頻波(しきなみ、頻りに打ち寄せる波)、白波、辺波(へなみ=岸や船べりに寄せる波)、時化(しけ)、青海原、大海、潮煙(しおけむり)、潮泡、潮飛(しおなわ)、渦潮~。

> 春の波、春の海、春潮、葉月潮~。<> 卯波(うなみ)、五月波、土用波、夕凪~。<> 秋の波、秋の潮、初潮(はつしお=旧暦8月15日の満潮)、高潮~。<> 冬の海、冬の浜、冬の渚、冬の波、寒潮~。

 歌人・俳人は海や波を眺めて一首詠むのは嫌いではなさそうだが、特別に好きな「海・波」の短歌、俳句はなかった。有名俳人の句としては与謝野蕪村「春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな」。芭蕉なら「荒波や佐渡によこたふ天の河」。

 短歌では、西行が海一望の幾つかの草庵を結んでいたから、いい海の歌があるかもしれない。「磯の間に波荒げなるをりをりはうらみを潜(かづ)く里の海士人」。荒波を詠んだと思いきや、西行さんの「海士=尼」で、怨みを秘めた里の尼人=待賢門院と女房らの意らしい。いつまでも未練まがしい奴だなぁと思ってしまった。

 寄せては返す波を見ていると、飽きることがない。薪ストーブの炎を見続けているのも同じで、見ているうちに心穏やかになってくる。きっと「リフレイン」が持つ魔力~。雲も同じかなぁと思ったがとんでもない。雲は常に刻々と変化して、観察していると結構忙しい。

 ゆえに西行の雲の歌も絶えず動いている。「雲立ち渡る、雲の立つ、雲たむろせり、雲の行方、雲のまよひ、雲わき、雲吹きて、雲の動き、雲吐けり、雲のはて~」。〝用言付き〟で成り立っている。加えて〝風雲児〟なんて言葉もある。とても落ち着いちゃいられない。

 あぁ、最近、海を見ていないなぁ。薪ストーブの炎も見ていないし、大島の落下した煙突も直さなくてはいけない。海と炎が見たい!の禁断症状が出てきたようです。写真は大島で撮った「土用波」。

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そうだ十条、行こう。 [散歩日和]

jyujyoginza_1.jpg テレビに十条銀座が映っていた。「そうだ十条、行こう」。寝そべってテレビを観ていた老妻を誘って十条銀座へ行った。東新宿~池袋~十条駅。「肥溜めを出でてななそじあぁ十条」と呟けは「何ソレ」と言われた。

 十条は北区。我家は北区隣接の板橋区で、最寄り駅が十条駅だった。十条銀座メイン通りから左へ折れる「十条仲通り」に面した商店裏に、まだ畑があった時分のこと。そこで遊んでいて「肥溜め」に落ちた。悪臭漂わせ泣きつつ家に戻ると、バアさんが井戸の洗い場に裸で座らせ、水をジャージャーと掛けてくれた。

 十条銀座は、昔の店も面影も残っていた。「十条仲通り」のカメラ屋も営業を続けていた。小生初のカメラは「ペンタックス」で、同店内に店主撮影の〇〇賞受賞やカメラ雑誌掲載の写真が飾られていて、私は店主に露出、シャッタースピードなど撮影技術を教わった。

 「仲通り」を抜けて「姥が橋のお地蔵様」傍にあった「千代の湯」を探したが、もうなかった。子供時分は北区「千代の湯」か、板橋区「稲荷湯」のどちらかへ通った。毎年夏の「お地蔵様の縁日」も賑やかで楽しみだった。その通りに面したパン屋?だったかのお姉さんが、テレビ歌番組のバックダンサーで出演していた。

 十条駅近くの中華屋で600円「五目そば」を食った。新宿の850円「五目そば」より断然旨かった。帰りは埼京線「池袋」の次が「新宿」で、これは便利だと驚いた。新宿の伊勢丹デパ地下で夕飯を買ってブラブラと歩いて帰った。

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御苑と水明亭と新宿厚生年金会館 [散歩日和]

kokuritusanpo_1.jpg 大げさに云えば、木々の1本づつまで知っている新宿御苑だったが、今年春に入園料が200円から500円になった。貧しい小生はパタッと行かなくなった。忘れた御苑だが「桜を見る会」騒動で、彼らが入場料を払うはずもなく~。

 そう思って御苑情報をサイトで見れば「高齢者250円」也。ならばと自宅から徒歩で御苑へ。500円が影響したのだろう、近在者は足を運ばず、観光客(外国人)ばかりの公園になっていた。追記:12日の新聞に、記者が「園内の環境省新宿御苑管理事務所に〝1日の来園者数〟を電話で尋ねたら「事前に原稿チェックを」と仰天要求してきたとあった。我が国は、そんなことまでも報道官制をするようになったのか。

 小生「紅葉好き」だが、写真上の朽ちた葉があの顔この顔にダブってきた。「何時までしがみついて国政・税金を私物化してんの。早く散れ・散れ!」と叫んでしまった。日本がどんどん悪くなっている。

 御苑内から「千駄ヶ谷門」を抜けた。門の外で左を向けば国立競技場が見える。JR線を潜れば「千駄ヶ谷駅」。国立競技場の千駄ヶ谷門前で「水明亭ちゃんぽん」を食べようと思ったら「あらぁ~、水明亭がない」。

 スケート場の隣が、昔は「神宮プール」(クロールの長距離練習で通ったことがある)で、フットサル場になって、いまはその跡地に「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」が先月22日開業とか。同ホテル庭風の呈で、水明亭跡が公園(写真下。手前側が公園)になっていた。

 昔の水明亭脇(今は公園の奥)のJRを跨ぐ橋を渡って、慶應義塾大病院裏の大京町路地へ。四谷4丁目から富久町へ坂を下る。昔、坂途中の石造り玄関のビルに、フジテレビ系の〝コバンザメ〟と自嘲した「メディア・レモラス」(お笑いプロデューサー横澤彪氏が社長)があって、同社の仕事もしていた時期があった。そこから靖国通りを新宿方向に左折。

 小生、フリー仕事が忙しくなって最初に事務所を構えた場所が、昔の新宿厚生年金会館と並びのマンション。よくコンサート取材をしたものだが、同会館跡は長い間工事中で、今年3月に「ヨドバシカメラ本社」になっていて驚いた。

 歩かなければ気付かぬ街の変化の数々。併せて都内を歩けば、昔のあれこれの思い出が甦ってくる。久し振りの1万歩ロングウォークでした。

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「i~新聞記者ドキュメント~」を観て [政経お勉強]

sinbun_1.jpg 映画「新聞記者」の原案者・望月衣塑子を追った「i~新聞記者ドキュメント~」を観た。映画「新聞記者」を観て「同調圧力」と「内調」(内閣調査情報局関連7冊を読む)の勉強をさせていただいだ手前、同映画も観なければ~です。

 望月衣塑子著『新聞記者』(角川新書)も読んでいるが、構成・筆力の弱さか、映画ほどの訴求・説得力なく、小生は当時のブログで同書言及なしだった。それにしても昨今のマスコミ=忖度官僚と同じだなぁと思っていた。

 内閣に擦り寄る媒体社や関係者。内閣発表そのまま報じる大本営発表のような媒体。先日テレビ出演の前川喜平氏が「官僚は公僕ならぬ下僕になっちゃった」。マスコミも評論家・文化人?らも下僕になった方々の多いこと。

 官僚が下僕になったには、長期政権内閣が官僚人事権を握ったことによろうが、それだけではないだろう。バブル崩壊(1991~1993年)、就職氷河期(2000年前後の就職)の関係あるかと推測する。

 官僚の忖度人生の代表格がモリカケの佐川宣寿(当時理財局長)だろう。1957年生まれで、官僚になって約10年後にバブル崩壊。世間の荒波に揉まれるより忖度=下僕で生きる安泰に安堵したと推測する。

 一方、マスコミ前線は望月衣塑子(1975年生まれ)はじめ40代だろう。彼ら世代は就職氷河期を勝ち抜いてのマスコミ就職。勝ち組の優越感と安堵のなかでジャーナリストの本分を忘れたように推測する。部外者ゆえ、某社の某記者がこんな取材をして~なる具体例はまったく知らないのだが、飲めば会社の愚痴に花咲かせているフツーの会社員のような姿が浮かんでくる。

 小生は、会社員4年後からずっとフリー。初任給でラッシュアワーの通勤電車拒否でドロップハンドルの自転車を買った。また小生ら世代は学生運動、カルチャー系ドロップアウトあり。安定した生活より他に夢を求めた世代。その結果、不安定や苦難苦渋もたっぷりと体験してきた。

 さて映画です。「新聞記者」はフィクション加味で果敢に闘う記者の姿に映画館に大拍手が満ちたが、今回の「i~新聞記者ドキュメント~」上映後の観客は重く暗く肩を落とし、冷たい雨の街に消えて行った。日本の政治家、官僚、マスコミの不甲斐なさをトコトン観せられて、日本は「i」の声が届かず「もう日本、だめだぁ~」の落胆を再確認。言い換えれば「ドキュメンタリー」の勝利かも。ちなみに「報道の自由度ランキングは日本67位」とか。地球温暖化、原発、核兵器問題も米国追従で後進国に成り下がった。

 それでも先日の菅官房長官会見の「桜を見る会、シュレッダー問題」で、従来になく記者らの質問が矢継ぎ早に飛んでいて驚いた。来年の日本、ちょっとだけでも良い方向に歩み出しますようにと祈った。

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