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大寒もカラス欠かさず水を浴び [新宿御苑の野鳥]

karagyozui2_1.jpg 毎朝記すブログは当意即妙の面白さ。ゲームみたいなものだ。起きてコーヒー片手にパソコンの前。この時点で何を記すか決まっていない。まずパソコン内の写真をつらつら見ていると、ある写真に即興の駄句が浮かぶ。ここでブログタイトルと写真をアップ。ここから何を記すか…と考える。数行書くと行方が見えてくる。果たして起承転結と相なるか。まさに当意即妙。頭の体操、鈍い時あり冴える時ありの瞬間芸。

 左カラスが勢いよく水浴び中で、右カラスに瞬膜のブルー。新宿御苑「中の池」に今年突然のマガモ40羽。ここを溜まりとするカラスらがなにかと騒がしい。どこぞの国会のようでもある。そう云えばカラス退治の都知事の行方もなにかとかしましい。写真下はこの寒さでも水浴びした後のカラスのさっぱりした表情。それに比し日本のモヤモヤはいつまでも続きそうだ。(モーニングコーヒーを呑み終わるころには、今朝のブログ遊び=朝の愉しみが終わって、ちょっと寂しくなる)

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小正月はぐれコガモの池広し [新宿御苑の野鳥]

kogamo1_1.jpg 今年の新宿御苑の水鳥様相異なり。「玉藻池」のキンクロハジロの群れが姿を消した。それに比し「中の池」にマガモ40羽ほど、「上の池」木陰のオシドリが40羽ほど。少々のカルガモと当池繁殖のカイツブリ。鳥への関心は3年で「例年」とはおこがましいが、鳥相はかくも不安定…。

 マガモは今まで入っても、すぐに何処かに飛び立ち、春になって10羽ほどが再集結して飛び立っていたものの、今年は40羽ほどが居付いている。オシドリも増えている。それに比し明治神宮「北池」のオシドリが少ない。こちらに集合したか。「上の池」の向こう岸木陰は人が寄れぬ場所でドングリも多いだろうから安住の越冬地。木陰で大はしゃぎのオシドリを背に、今まで御苑では見ぬコガモ(新宿御苑で撮った野鳥36種目)が一羽、寂しそうにしていた。

 コガモは概ね小群でいるから、仲間から逸れた個体だろう。そういえば昨年、水鳥など来ぬ戸山公園の小さな池にオシドリが一羽はぐれ来て、数日滞在したことがあった。あのオシドリは無事に仲間の処に帰れたのだろうか。


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カワラヒワ薄氷解け舞い降りぬ [新宿御苑の野鳥]

kawarahiwa8_1_1.jpg 「EF100-400」のメンテナンス終了。直進ズームの調整レバー部品替えと内部清掃で17,220円也。ネジ山が壊れていたレンズフードも新調した。

 数日前の御苑散歩でカワラヒワの群れを見てをり、これを狙いに行った。開門9時直後は池に氷が張っていた。御苑をのんびり一周して戻れば、ほどよく氷が解けてシメ、ツグミ、シジュウカラ、キジバト、シロハラが水を呑みにきて、ややしてカワラヒワの群れも舞い降りた。写真にはわかりにくいが3羽写っている。頭が灰色の、薄茶色の、灰黄色の。♂と♀と幼鳥か…。3列風切の外縁の白が太いこと、真冬に飛来から「オオカワラヒワ」と判断。これにて新宿御苑で撮った野鳥35種目。

 甦ったレンズのヴァージンショットはぜひいい写真をと思ったが、そうは問屋が卸してくれなかった。濡れた土と枯葉に同化したカワラヒワ。よくある撮影ポイントのように岩を配し苔を植え枯葉を掃除し餌を撒きましょか。いや、これが在るがままの姿なりと自らを慰める。


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冬メジロ蜜で誘(いざな)ふ鳥媒花 [新宿御苑の野鳥]

mejirosaza1_1.jpg 冬のメジロ、サザンカは最近のブログに登場だが、今回はカップリングでアップ。冬メジロ蜜で誘ふ鳥媒花

 「鳥媒花(ちょうばいか、旧仮名=テウバイクワ)」なる言葉を知った。常々、椿や山茶花など昆虫のいない冬に、なぜ花を咲かせるのだろう、受粉はどうしているのだろう…と思っていたが、冬の花の多くは「鳥媒花」と言うそうな。鳥に受粉の任を託した花々。その鳥の代表がメジロなり。慌ただしく飛び交う鳥のカロリーに見合う甘い蜜。花の付き方も鳥が蜜を吸い易い形をしている。メジロはとても大切な働きをしているんだ。そう、伊豆大島は椿の島で、メジロなくして「ツバキオイル」も成り立たぬ。その意では「メジロの島」なり。

 今や格安航空などで離島へ行くより海外旅行の方が安い時代。観光集客どん底の伊豆大島は「椿祭り」に併催して「メジロの島」宣言、ユニークな「メジロ感謝祭」などロマンチック展開はいかがだろうか…。島には手塩に掛けた愛すべきオンボロ・ロッジがありながら、格安海外旅行などに比し「島暮し」経費は高けぇなぁと思ってしまう。隠居の身でロッジもある。行けば居着いてもいいワケだが、なかなか腰が上がらねぇ。


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ツグミ来て街は躁へと向かひけり [新宿御苑の野鳥]

tugumi1_1.jpg 昨日、GGB初乗りで御苑へ。「母と子の森」辺りでは撮り逃がしばかり。一旦「新宿門」を出て、GGBに乗って「大木戸門」まで走り「玉藻池」に入った。こんな事が出来るのも「年間パスポート+自転車」があってこそ。

 御苑西側の高い木々にシメを交え、ツグミの群れが飛び交っていた。1日に「群れで水呑みの図」を撮って10日後だが、彼らは未だ群れを形成したまま。

 ツグミは秋の季語だが、都会には12月になって渡り来る。ツグミの群れがくれば新宿の街はお歳暮、クリスマス、忘年会で一気に慌ただしさを増す。ツグミ来て街は躁へと向かひけり


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冬の鳰お前の孵化を見届けし [新宿御苑の野鳥]

nio2_1.jpg コブシの綿毛にも似たカイツブリの羽毛。当個体は今年4~6月に亘って「抱卵~孵化~巣立ち」を観察した鳰(にお=カイツブリ)の子。あれから半年後の成長を見れば妙な親近感が湧く。「お前の孵化を見届けたんだぞ」と親戚の叔父にでもなったような気分で、一羽づつ名前を付けてみたい。

 振り返れば、カモらが渡り帰った閑散の春の池に鳰が6羽で3番(つがい)。それぞれが浮き巣作りで繁殖気配があったが、実際に抱卵したのは玉藻池のひと番だけだった。その一番子が4羽孵って、それぞれが餌採り出来るまで見届けた。親鳰が二番子の抱卵を始めた頃から連日炎暑が始まって観察中断。果たして二番子繁殖はあったのだろうか。都心公園でも通い続ければ植物、鳥それぞれに「物語」が成り、それなりに面白い。※「見届けし」の「し」は強調の副助詞で遣い方は間違っていないかしら。


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渡り来て喉をうるほす群れツグミ [新宿御苑の野鳥]

tugumi5_1.jpg 昨日の御苑。撮るべきものなくグルッと一周。その最後の「玉藻池」で稀な光景を見た。池対岸が騒がしい。双眼鏡で覗けば、なんとツグミの群れがヒヨドリと諍い中。ツグミは「地上で一羽を見る」が普通だが、群れには初遭遇。ややしてあっちで4羽、こっちで3羽と水を呑み始めた。

 ツグミはシベリア中・南部の繁殖地から越冬のために飛来。当初は群れているも、次第に平地で一羽づつに分散…と図鑑にあり。そうか、この光景は群れで渡り来て疲れた喉を潤しているところと推測なり。ツグミは珍しくないが「群れで集団水呑み之図」は稀なり。都心在住では珍し系の鳥を撮るには郊外電車に乗って2時間余の遠出をせねばならぬが、朝のウォーク圏内(新宿御苑)でこんな生態に出逢えるとは珍鳥撮りに劣らぬうれしさ… 渡り来て喉をうるほす群れツグミ

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二十余羽マガモら此処が集合池 [新宿御苑の野鳥]

magamo1_1.jpg 隠居道楽の鳥撮りだが、「おやっ」と疑問の野鳥観察もある。今年3月16日、水鳥が去った閑寂の池に、突如9羽のマガモが集結し、そして飛び去った。ひょっとして、このマガモ小群はこの池に渡り来て散会し、再び渡り帰る際の集結池になっているんじゃないかと仮説した。

 その時(2010‐3-25ブログ)にネット検索で御苑池のマガモは1989年・58羽、2001年・27羽の記録を見つけた。そしてあたしが概算で記す。2010年11月25日・飛来20余羽(下の池・玉藻池合計)。きっとこの御苑池から三々五々に散会し、来春3月中旬に集合・飛び立ちだったら、あたしの仮説が正しかったことになる。

 あぁ、こんなことに首を突っ込めば、来春3月中旬に足繁く御苑に通って見届けなければいけない。そんなこたぁ~どうでもいいことなのに。何年か後に、このブログを見た鳥好きブロガーが、この観察の続きを引き継いでくれたらいいんだが。「何年も前にこんなことを記した閑爺さんのブログがあったが、もう御苑にマガモは一羽も渡って来ない」なんて誰かが記していたりして…。


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ジョウビタキ残り一葉ともに映へ [新宿御苑の野鳥]

jyobitaki1_1.jpg 燃えるような橙色のお腹のジョウビタキ、最後の葉を残した桜。初冬を語る絵です。残り葉の寂しさと同時に、なんと云ふ事でせう。すでに来春開花へ向けた蕾がしっかり付いているじゃないですか。不易流行。造化の妙…なぁ~んちゃって。

 今までのジョウギタキは概ね目線は平行か下に居たもんだが、山から降りてきた当初は梢頭にいることが多いのかも…の新認識です。そんなわけで、いつもの黒い翼に白斑紋カット(紋付鳥)きではなく、初めての下から見上げた橙色写真。新宿御苑34種目。なんとなく40種まで伸ばせそうな予感です。なんたって徒歩圏内。年間パスポートありの健康維持「早朝ウォーク撮り」です。


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ジャパニーズピグミーの名のコゲラ出で [新宿御苑の野鳥]

kogera1_1.jpg 写真は御苑のコゲラ。昨年は10月13日初認も、今年は11月21日に逢えた。こちらが御苑に行く回数が減ったか、コゲラが遅かったか。とにかくコゲラに逢わずば秋冬シーズンが始まらぬ。そう思うのも御苑を代表の野鳥は「オシドリ、コゲラ、カイツブリ」と勝手に思っているからだ。鳥撮りには普通の鳥だろうが、御苑には欠かせぬ存在。

 玉藻池のオシドリは伝統的存在。昔は100羽を越えたそうだが今は10数羽。主に「上の池」の木陰に移っているが、失ってはならぬ象徴的存在。カイツブリは御苑で毎年繁殖。今夏繁殖を観察した者としては一羽づつに名を付けたいほど。そしてコゲラはなんたって可愛い。人が絶えた一瞬の閑寂に耳を澄まして聴くかすかなドラミングの音も愉し。今年は未だ1羽だが4、5羽は居て欲しい。英語名も可愛い。ジャパニーズ・ピグミー・ウッドペッカー。


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新宿の二丁目似かなルリビタキ [新宿御苑の野鳥]

ruribitaki2_1.jpg 新宿御苑の開園は朝9時。その時間に御苑に向かうと、時に夜通し商売だったろうオカマバーの姐さんとすれ違う。この日も4、50代の女メイクが剥げかけ、咥えタバコの姐さんとすれ違った。店では伝法な物言いで客らを盛り上げていただろうが、その化粧落ちした顔、ミニスカート下の干からびた肢体に、オカマ人生と商売疲れが滲んでいた。すぎもとまさと『センチメンタル・ゲイ・ブルース』のフレーズが浮かんだ。

 御苑に入ると、またルリビタキと逢った。先日の個体とは別。きれいなブルー前の♂。山から降りてきたばかりなのか、物陰に潜んでいて、瞬間、陽の下に出てはまた陰に潜り込んだ。二丁目の姐さん方にも似た陰の鳥・・・。いづれ新宿の公園にも慣れて、その素晴らしい姿を堂々と撮らせてくれるだろうが、まずは藪の中のルリビタキ♂。手持ち、スローシャッター、フォーカスも敵わぬ証拠写真だが・・・<新宿の二丁目似かなルリビタキ>


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シジュウカラ混成の群れ連れ来たり [新宿御苑の野鳥]

enagasijyu2_1_1.jpg 11月になるとシジュウカラが混成の群れを率いて新宿御苑にも降りてくる。メジロ、エナガ、コゲラ混じりだったりして、この混成探しは楽しい。しかし未だすっかり落葉せずで木陰ん中で撮り難い。

 新宿御苑も鳥撮りの方が増えて、ご一緒になった400ミリのカップルが「ミヤマホオジロ」を見たとおっしゃった。あたしも「キクイタダキ」を一瞬見た。撮れずに一瞬見たは「御苑の幻伝説」になる。都市公園の多くの鳥撮りポイントが「水場・餌」で鳥寄せしている場合が多いが、御苑にはそんな個所はなく、偶然の出逢い次第で、その出逢いは常に一瞬。ウォッチングは容易だが撮るは至難。写真は飛び立ったのがシジュウカラで、枝に止まっているのがエナガ。足繁く通えばミヤマホオジロもキクイタダキも撮れるかと思えば、ちょっと通い続けてみようかしらと思ったりもする。


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ハシビロはヘラもブラシも備えけり [新宿御苑の野鳥]

hasihirogamo3_1.jpg 新宿御苑にハシビロガモ2羽が入っていた。冬の都市公園ならどこにでもいるカモだが、なぜか御苑にはここ2年入っていなかった。かくして御苑の鳥32種目。

 ネットを見れば「六義園では120種の野鳥…」の記述あり。「ホントかいなぁ~」と思う。2年半に亘って撮った都心&近郊の野鳥はやっと147種(ライフリスト)で、新宿御苑では32種目。「あさましうくづをれて」電車に乗れなくなっても、近所の御苑には車椅子でも通えようが、それでも50種には至るまい。

 ハシビロガモは虹彩が黄色。この写真ではそれが認められぬが光の按配か。繁殖羽は真冬・早春頃で今は換羽中。図鑑にはサブ・エクリプスの説明もあり。今回気付いたのは、その幅広ヘラ状のクチバシに歯ブラシ状がびっしり生えていたこと(写真下)。電動バイブレーションかのクチバシ開閉で、この歯ブラシ状で水だけ吐き出して餌を採食。その餌は種子、昆虫、小魚、プランクトンとか。いづれも微細食物専門系だから、一瞬の休みなくクチバシが動いている。hasibirohake_1.jpg


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御苑にも山野の秋やルリビタキ [新宿御苑の野鳥]

ruri3_1.jpg 昨日の遅い午後、未だ按配の悪い腰のリハビリ兼ねて新宿御苑に行った。そしたらいたんですよぅ、ルリビタキ(写真)が。おそらく♀でしょうが♂の若鳥かも。尾羽が青く、喉は白、脇腹は橙黄色。ルリビタキは夏の季語だが、冬は低地で越冬ゆえ、都会では冬鳥と言っていいだろう。今まで夏の富士五合目・奥庭できれいな瑠璃色♂を撮ってい、埼玉北本の1月で瑠璃色を撮っている。夏の富士と冬の山里。そして今、都会の秋にルリビタキ。北本で撮った時には「ルリビタキ青が絵になる枯野かな」と詠んだが今回は… 御苑にも山野の秋やルリビタキ

 句と同じく写真も甘ピン・ブレの不出来だが、御苑にもルリビタキがいたと云う感動に手が震えたと記しておこう。実は今までに新宿御苑でブルーのルリビタキを見たことがあるが、それは一瞬のこと。あれは幻かと思っていたが、ついに証拠写真は撮れた。さらに加えるなら同じ一瞬キクイタダキを見た。これもいずれ写真で撮れましょうか。近いうちに早いシャッターが切れる時間帯にもう一度狙ってみたい。新宿御苑33種目。


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オシドリら眠らぬ街に隠れ棲み [新宿御苑の野鳥]

osidorimure1_1.jpg 昨日の新宿御苑。早くもカモらが渡っていた。未だ数は少ないがカルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ。オシドリは例年数が来ていた。「玉藻池」に4羽、「上の池」の遠い向こう岸の木陰に10羽(写真左)ほど。玉藻池工事前までは相当数(5,60羽)が飛来していたと聞くが、今はこんなに寂しくなってしまった。改修工事時期をずらせば良かったのに、そこまで気がまわらなかったのだろう。

 それでも御苑にオシドリが入ると「秋深し」の感。御苑の北側は新宿二丁目。眠らぬ街の隣の池でオシドリは昼にひっそり隠れ棲み、夕方になって活発化するとか。♂の方が着飾っていて、二丁目の男のお姐さん方と同じだな。しかし夜の姐さん方や酔客は、近くの池に渡り鳥がい、カイツブリが繁殖しているなんてことは夢にも思わぬだろう。かく言うあたしも新宿が夜のホームグラウドだったし、連日呑み歩いていた時期には思いもしなかったこと。

osidori2_1.jpg 昨年3月末、自宅近くの戸山公園の池で渡りはぐれのオシドリ一羽が数日滞在の椿事があったが、自宅付近で真昼間に男の姐さん方とすれ違うのは別に珍しくない。


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夏カラス濡羽もうだるアホウ面 [新宿御苑の野鳥]

karasu1,jpg_1.jpg 子供の頃の夏はこんなに暑くなかった。温暖化、ヒートアイランドで夏は灼熱地獄と化す。御苑のカラスは、啼くことさえできぬ茹だりよう。自慢の濡羽がなおさら暑く、アホウ面さながら嘴を開けたままだ。

夏カラス濡羽もうだるアホウ面

 高浜虚子に「行水の女にほれる烏かな」。今、そんな風情はとうに失せた。あたしが子供時分は、家族全員が順番で行水だった。


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メジロの巣拾ひ仰ぎてカラスかな [新宿御苑の野鳥]

mejirosu1_1.jpg 梅雨の曇天続きで、寝転んで読書の日々。身体がなまってきた。バッグに折畳み傘を忍ばせ、久々に御苑に行った。閑散の御苑で、たまにすれ違う方の八割強が若い白人青年ら。早くも夏のバカンス訪日組か。「中の池」沿いに鳥の巣が落ちていた。棕櫚の繊維で繊細かつきれいな半球状。メジロの巣と識別した。抱卵直前に落とされたようで、見上げればカラスの群れが騒いでいた。彼らの仕業に違いない。頭上を睨めば、現場を目撃せず犯人扱いに「そりゃ、濡れ衣さ」と黒羽揺すってふてぶてしいこと。

 「メジロの巣」をネット検索すれば、メジロは巣の中で身体をグルグル回しながら丸い巣を拵えるそうな。この時期、木々の繁みを丁寧に探れば、繁殖中のメジロに出逢えるかもしれない。短歌や俳句辞典をひもとけば、多くが「飼い鳥・メジロ」を詠っている。その意では、最近になって自由を得た野鳥と言えるかも。メジロの野にある自由の謳歌・讃歌の姿はいつ見ても愉しい。


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椿事・マガモの再集結? [新宿御苑の野鳥]

magamo4_1.jpg 昨日に次ひで椿事第2弾。3月中旬のこと、カメラ片手のご夫人が話し掛けてきた。「一か月前にカモを撮ったの。ピンボケで今日はリベンジ。寒緋桜とカモを撮りたいのですが、カモは何処にゐるんでせう」 「水鳥はもう帰ちゃったよ」 それから数日後の16日でした。閑寂な池に突如マガモ9羽が集結。蛍光色の紺・緑と色を変へる♂が6羽に♀3羽。突如、華やかな椿事…。

 その後、鳥撮りに「この池に飛来したマガモは、ここから各池に散り、帰る時は再びこの池に集合して飛び立って行くんです」と言へば、彼は「そんなバカなぁ~」と一蹴。本当のところはどうなんだろう。ネット調べをしたが、つひにわからず。

 ネット調べついでに、こんなんがわかった。今は全国4、5か所のマガモに送信機、人口衛星で渡り追跡データを取ってい、関東のマガモは本州中部、北海道から日本海を越えてロシア南東部に飛んで行ったさうな。ネットの別データでは御苑のマガモは89年が58羽から徐々に減少して2001年27羽。今のデータはないが♂♀で10羽ほどぢゃないのか。全都内越冬マガモ数は、平成21年1月暫定で389羽とか…。(歴史的仮名遣い練習中)

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3月20日のオシドリ [新宿御苑の野鳥]

osidori_1.jpg 「上の池」に未だオシドリがいた。かかぁが「いつ何処に帰るのだろう」と言った。答えられなかったので、帰宅後にオシドリのネット調べ。「日光野鳥研究会」顧問の松田道生さんの記述に辿り着いた。概要は以下…。世界のオシドリは5000羽足らず。東京は世界の5%のオシドリ越冬地。国内各地で繁殖しているが、日光も繁殖地のひとつ。日光の池には繁殖した若鳥を含め越冬に旅立つオシドリが90羽、世界のオシドリの約2%が集結したこともある…。

 新宿御苑や明治神宮のオシドリはかくも貴重。木の洞を巣とするそうで、日本の森が杉や檜ばかりになって減少化と追記される。皇居や明治神宮では繁殖例あり。さて新宿御苑ではと更にウェブ巡りをしていたら…

 環境省関連のデータらしき「御苑のマガモ、オシドリの1989~2001年の渡来推移表」「玉藻池の改良工事の結果」がヒットした。同池改良で個体群が消滅したとあり、写真キャプションに「2003.3工事中。この段階で私も気が付くべきであった」があって、その杜撰さに腰を抜かすほど驚いた。残念ながら「私」がどこの誰だかわからぬ資料(A4で8頁分)で、加えて推移表の一部に年度と数が1年記入ズレのお粗末も…。

 妹に恋ひ寝ねば朝明に鴛鴦のここゆ渡るは妹が使か(柿本人麻呂) をし鳥の鳴こゑ更て聞ゆ也 こほりやすらむ庭の池水(樋口一葉) 一葉さんはどこの池でオシドリの鳴き声を聞いたのだろうか。


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妖艶なる花を食らうヒヨドリ [新宿御苑の野鳥]

hiyomoku2_1.jpg「おまいさん、明日から菜種梅雨だよぅ。今日のうちに身体を動かしておきましょ」ってんで、新宿御苑散歩することにした。例の「年間パスポート」手続きもしましょ。隣の隠居“鳥琴”さんも誘った。「特別な鳥が撮れもせず…」と渋ったが、「100-400に×1.4テレコンの手持ちMFの練習をしたら」に重い腰をあげた。

 御苑に着き、鳥琴さんはバッグからカメラを出してゲッと眼を剥いた。ファインダーのアイピースがない。バッグをひっくり返すも出てこない。トラフズクを撮りに行った際に外れ落としたのだろう。これでテレコン手持ちMFは難しい。

 白木蓮の年増女のような妖艶な花が咲いたかしら…と楽しみだったが、ポツポツと開花。だが、どの花も無残なり。ややして原因が分かった。その肉厚の白い花弁をヒヨドリが旨そうに食らっているではないか。あたしらは伊豆大島の農作物即売場で、ハイビスカスに似た花オクラを食らう愉しみを覚えたが、ヒヨドリが木蓮の花を食うとは…。見ていると実に旨そうだった。鳥琴さんの撮った写真は、かくなる事情でピンが甘い。あたしたちは御苑でさらなる発見をするが、それは明日…。


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朝青龍、小沢幹事長、ヒヨドリ [新宿御苑の野鳥]

sakura&hiyo1_1.jpg 今日の朝刊は朝青龍引退、小沢氏不起訴の大活字が躍っていた。共に剛腕の角界・政界の大ヒール。悪イメージってぇのは、あたしが本人を知ってのことではなく、マスコミが作った虚像で、マスコミが全面信用できるかと言えばそうでもない。相撲協会だって政界だって、さらに検察だって何がなんだかわからん。

 身近な野鳥のヒールとなればヒヨドリだな。御苑の「寒桜とメジロ」狙いのカメラマンを尻目に、メジロを追い払うのがヒヨドリで、その度にカメラマンが溜息をついていた。そんなヒヨドリだが、その瞳は意外に愛らしい。朝青龍のおちゃめな姿、小沢幹事長の囲碁なんかをしている時の好々爺的表情。「清濁両面」を観て、どう判断するか…。

 写真下は、これまた嫌われ鳥のムクドリ。数日前のなんとか珍百景という番組が、千葉市の枯れ木に数千羽のムクドリがねぐらとする光景をいかにも楽しげな珍風景と紹介していた。テレビはきっと、そこに騒音と糞公害があることを知っていたろうが、それらに蓋をして仕上げていた。…なんざぁ、そんなもんよ。この嫌われムクも、群れていなければ、どこか愛らしい。

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御苑冬の定番…シメとシロハラ [新宿御苑の野鳥]

sirohara1_1.jpg 冬の御苑定番カットといえば、まずシロハラ、シメだろう。去年はトラツグミ、アトリも入ったが、今年はまだ見ていない。先日目撃したソウシチョウのアップ写真も撮ってみたいが…。

 昨日の体重64.0㎏。70㎏だったから丸6㎏のダイエット。改めて「鳥撮り」趣味の効果也と…。8年前に煙草を止めた。それに比す食欲増対策に、ウォーキングを始めた。下町を主に韋駄天のごとし。それでも体重は徐々に増え、今度は「鳥撮り」がダイエット・ウォークになった。

 だが、かかぁはこう言った。「若い時分のおまいさんは、もっと痩せていたよぅ」。鳥はデブになったら「渡り」も「移動」もできぬ。そう言えば「熱心な鳥撮り人」に肥満なし。さて、今日はどこに「鳥撮り」に行きましょうかねぇ。

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御苑にソウシチョウの群れ! [新宿御苑の野鳥]

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 新宿御苑にダイエット・ウォーク。玉藻池でソウシチョウの群れを見た。明治神宮のソウシチョウは知られているが、御苑にも居たか…と驚いた。対岸で派手な小鳥が群れてい、「アアッ」と思った瞬間に飛び立った。ここはちょっと粘りどころと腰を据えたら、池を越えてこちらの歩道に3羽が出て来た。400㎜では遠過ぎるも、せめて証拠写真を…と撮ったのが上写真。カナリア飼育に熱心だった滝沢馬琴も飼っていたかもしれぬソウシチョウ(相思鳥)は、その時分(江戸時代後期)からの外来種。現在は日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているとか。御苑でライフリストを稼ぐとは思わなんだが、これにて135種め。ついでに写真下のコサギを加えれば「新宿御苑で撮った鳥」は29種・30種目。


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梅にモズ、桜にメジロ [新宿御苑の野鳥]

mozu&ume1_1.jpg ダイエット5㎏減も、64㎏台が安定せず。大島暮しで生活リズムを乱したせいだろう。そんなワケで日々のウォーキングは欠かせない。昨日は採血(血液検査の中性脂肪値やいかに…)のため、朝食抜きだったので伊勢丹地下で崎陽軒「シューマイ弁当」を買い、新宿御苑でいただくことにした。御苑までの往復4000歩。日向の芝生で弁当をいただき、苑内散歩で2000歩也。

 久し振りの御苑は、冬鳥が入っていた。シメ、シロハラを撮った。梅が早くも咲き始め、モズが枝に止まってくれた。寒桜も咲き始め、カメラマンが「桜にメジロ」を撮るべく囲んでいた。あたしも御苑今季初物ゆえに撮ったが、昨日のブログでシチトウメジロをアップしたので割愛。あたしのパソコン内は三番瀬、北本、大島、御苑…と未アップ鳥写真でいっぱいだぁ。


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閑散の御苑の三老人物語 [新宿御苑の野鳥]

iikiri&hiyo5_1.jpg この時期の新宿御苑は閑散としている。こんな日に御苑を歩いているのは余程の酔狂者か。あたしは減量中ゆえ自ら課した運動を果たすべく前日に続いて御苑ウォーク。その甲斐あってか今朝66㎏台に落ちた。

 そんな昨日のこと。500㎜かの超望遠レンズのオジさんと「鳥がいねぇなぁ」と挨拶を交わした。それからややして別の男性に話しかけられた。「僕はねぇ、御苑にサギの親子がいるってんで見たくて歩いているの。でもサギには逢えないなぁ。さっきねぇ、大きなレンズを持った人に逢ったら、カワセミの写真を見せてくれたの。あんたは何を撮ってるの。そう、メジロが飛んできたのぅ。さっきのオジさんに、そのカメラ機材は幾らって訊いたんだ。100万円だってさぁ。オジさんのは。ふ~ん30万円くらいなんだ。さっきのオジさんはお金持ちで、オジさんはお金持ちじゃないんだね。僕と同じで働いているように見えないし。生活、大変だろぅ。僕はねぇ、サギの親子にもカワセミにも逢えなくて、もうつまらないから帰ろうと思ってんだ」

 30万円のオジさんも、100万円のオジさんも、つまらなくなったオジさんも、きっと同年代老人。閑散の御苑を歩いているのは、そんなオジさんたちだけなのかもしれない。


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ラクダ股引とヒートテック・タイツ [新宿御苑の野鳥]

iigiri&hiyo1_1.jpg 一昨日のこと。午前中にバイク疾駆で恵比寿のS舎に行った。走りながら、若い時分に市ヶ谷・一口坂時代のポニーキャニオン社長室か専務室かを借りて某をインタビューした時を思い出した。バイク乗りのあたしに、かかぁがちょっと高いラクダの下着を買ってくれて、それで参上したのだが、部屋の暖房で汗が流れ止まらずに往生した。かくもラクダの股引は暖かかった。

 今のバイク衣装は、寒さ厳しくなればジーパン下にヒートテック・タイツ、さらに寒くなればオーバーズボンを穿く。バイク手袋は薄皮~フリース~綿入り~スキー手袋…と寒さに従って替えて行く。昨日は御苑まで「ライト・ダウンジャケット」を着てウォーキングした。これは身体がほてって脱げば、掌に乗る小さな収納袋に収まり、バッグの中のカメラやレンズの緩衝剤になってくれる優れ物。写真はその際に撮ったイイギリ(飯桐)の赤い実を食うヒヨドリ。この季節定番の鳥カットです。


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昏暮前コゲラ・メジロに囲まれり [新宿御苑の野鳥]

kogera2_1.jpg 昨日の続き。「上の池」から「母と子の森」にまわった。陽は傾き、薄暮の寂寥感が漂いだした林で、あたし達はメジロとコゲラの混成に囲まれていた。コゲラは目まぐるしく枝から枝へ飛ぶ。望遠レンズで追うも至難。かかぁは裸眼でコゲラの移動を追った。ファインダーから覗くと後頭部に2点赤班を有す♂を確認。1羽、2羽、3羽…。コゲラの群れが頭上の枝を飛び交い、かかぁは3羽と確認した。もう一羽いたようにも思うが、コゲラらの周りにメジロも餌をついばみつつ、共に枝から枝へ移ってコゲラの数は定まらず。写真下は、陽が傾いた逆光のなかのメジロとコゲラ。

 コゲラは一夫一妻。一羽を見つければ必ず近くにもう一羽いたケースが多いような。それが3羽、4羽となれば、彼らは御苑で繁殖しているのか、いや群で山から下りてくるのか…。4時。閉園時間が迫っていて、辺りにもう誰もいなかった。 昏暮前コゲラ・メジロに囲まれり

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上になったり下になったり… [新宿御苑の野鳥]

tumaguro3_1.jpg 御苑のカワセミはどこに行ってしまったのだろうか。昨年は「母と子の森」の池で、撮るのも飽きたほど連日の素敵なショー展開だったものが、今年はまったく姿を見ない。池の様子もガマなどが繁殖して(植栽されて)様変わりしている。この日も鳥の代りにツマグロヒョウモンが紫の花に群れていただけ。前翅の爪先が黒いのがメス(右)で、豹柄だけのがオス。鳥と違ってメスの方が派手。なんでも西日本にいたのが、最近の温暖化で関東進出とか。

 ツマグロヒョウモンの♂♀の舞いを見ていたら、昔、某社の宴会でお譲さんスタッフが「♪上になったり、下になったり~」と卑猥な歌を唄ったのを思い出した。

 この池の反対側、四谷寄りの「玉藻池」に行ったら、ここでカワセミがスゥーと飛んでいた。滝傍で隠れるようにしてカメラを構えた方がいて、訊いたらエゾビタキ、キビタキ♀狙いとか。御苑に本当にエゾビタキが出るのかと、対岸から双眼鏡で見ていたら滝の上の枝にシジュウガラ、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、そして本当にエゾギタキが止まった。 


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カラスの行水と瞬膜 [新宿御苑の野鳥]

karasugyozui1_1.jpg 御苑でのカラスの行水写真。木陰でSS1╱160でブレているが、眼に注目です。下写真のように黒く円(つぶ)らな瞳が、ちょっとブルーがかった白い目蓋で覆われているでしょ。これ上目蓋と下目蓋に次ぐ、第3の目蓋「瞬膜(しゅんまく)」とか。脊椎動物にあって、哺乳類は退化しているとか。犬や猫では瞬膜の病気で「チェリーアイ」なる症状があるそうな。関心ある方は「瞬膜」で検索をどうぞ…。カモは下から上に瞬膜が閉じ、カラスは上下ではなく、眼頭から目尻に向かって水平開閉するそうな。眼の保護や乾燥を防ぐためで、時にサングラス代り、時に水中ゴーグル代りになるそうな。「カラスの行水」を撮って、思いも寄らず「瞬膜」のお勉強になりました。新宿御苑「玉藻池」には、すでにカルガモの群れ、カイツブリ数羽が入っていました。彼らの瞬膜にも注目してみたいと思います。

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帰ってきたシジュウガラ [新宿御苑の野鳥]

sijyuugara1_1.jpg 久し振りに新宿御苑に鳥撮りに行った。自宅から2070歩、18分ほど。昨月中旬頃から自宅マンション7F眼下の街路樹上空を飛ぶシジュウガラを双眼鏡でとらえていて「御苑再び野鳥の季節到来」を予感。読み通り、この日、最初に迎えてくれたのがシジュウガラ。まだ2羽が飛び交うだけだったが、次第に増えて群れになりましょう。秋から冬へ徐々にシメ、シロハラ、モズ、エナガ、アオジ、アトリなどお馴染みの小鳥たちが姿を見せてくれそうです。そう思って森をそぞろ歩けば「コツコツコツ…」とコゲラの微かなドラミングも聴こえるじゃありませんか。コゲラも帰ってきたようです。

 珍鳥との出会いはワクワクしますが、季節が巡って、またお馴染みの鳥たちとの再会も大きな歓びです。※自宅から往復徒歩+苑内散歩=11500歩。鳥撮りは健康管理・維持でもあります。sijyuugara2_1.jpg 

 


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